またまた視線の話・・・・・532
~ 今 日 の 雑 感 ~
またまた視線の話
視線の話が多くて恐縮です。
視線は、実にその人の心の奥を露わにしてくれるものです。
たとえ、電話をしながらでも、人は無意識のうちに電話相手の様子を想像しながら会話をしている訳ですが、しかし、その会話相手が目の前に実在しないと、相手の視線を把握できないために、会話にメリハリがなくなることがあるのです。
よほど親しい人同士の場合は別ですが、時に、会話中に長い沈黙が生まれてしまい、気まずい雰囲気になってしまうのもそのためなのです。
では、こんな場合、やはり実際に顔を合わせて話した方がお互いに打ちとけ合いやすくなるだろうと考えた結婚相談員のBという女性が、電話ではどうも気まずい雰囲気になり、それ以上の進展が見えない男女二人の友人を食事に誘いました。
しかし、男性A君は、そんな席でも女性Cさんの方へまったく視線を合わせようとはしません。
彼は、むしろBさんの方ばかりを向いて話をしているのです。でも、会話は楽しげで、少しも退屈そうなそぶりは見せません。それでも、彼の視線はCさんを無視しているのです。
Cさんは、「きっと、彼は、わたしに興味がないんだわ。わたしよりもBさんが好きなのかも・・・・」と、落胆してしまいました。ところが、Bさんの受けた印象はまったく逆でした。
Bさんは、間違いなくA君はCさんに好意を持っていると確信したのです。
人間の心理として、大好きな人をあえて見ないことがあると、いう事実を、結婚相談員のBさんは知っていたのでした。それには、一定の法則があるのです。
もしも、A君が、Cさんをチラチラ見ながらも、すぐにBさんへ視線を戻すというのであれば、これはA君がCさんを軽視している証拠であり、ほとんど脈がないということなのですが、終始わざと視線を合わせないようにしている場合は、まったく反対にA君はかなりCさんのことが好きだという証になるのだそうです。
つまり、A君の気持ちの中に、Cさんへの遠慮があるため、「もしも、見詰め過ぎて嫌われたらどうしよう・・・・」と、いうプレッシャーがそういう極端な視線の固定化をさせてしまうのです。
しかし、この視線をはずす行為ですが、相手に対して自分の心の中をのぞかれたくないとか、評価されたくないと思い、自分をガードするために行なうこともありますから、あなたを怖がっている場合もあるのです。
このように視線には、意味を持つ面白い表情がたくさんありますから、また、何回かに分けて書いてみたいと思います。
<今日のおまけ>
カバンで性格判断が出来るそうです。
革がはげていても色があせていても、糸がほつれていても、構わず同じカバンを使い続ける人は、頑固で融通が利かないこだわりの強いタイプだそうです。
これ、正しくわたしです。ショルダーバッグは肩ひもが切れるまで使いますし、ビジネスバッグは、がっちりとした本革製の物を使い、開閉部分の留め具が切れるまで使います。
カバンは、ボロイほど格好いいと思っている人間ですから、性格モロ判りですよね。
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