本命にこそ冷淡に・・・・・535
~ 今 日 の 雑 感 ~
本命にこそ冷淡に
「あたしって、本当に男運がないのよね~。どうして、こうも振られやすい体質なのかしら?」
そんな風に悩んでいるあなた、あなたは、もしかしたら、男性にとってとても
「都合のいい女」なのではありませんか?
世話女房タイプで、相手の男性の痒いところにはすぐに手を貸したくなる、「今度の日曜日、車で迎えに来てくれないか?」なんて言われようものなら、目の前に骨をぶら下げられた犬にように、ホイホイ二つ返事でOKしてしまうような-----。
こうなると、男性は、「こいつは、おれの言うことならば、何でも素直に聞いてくれる女なんだ。別にいつでも都合のいい時に呼び出せばいいや」ってなことになってしまうものなのです。
要するに、男性は、あなたには、もうそこで既に、人間としての魅力を感じていないということになるのです。
では、もしも、あなたが、あまり気にも留めていない男性からアプローチされた時、どのような態度をとりますか?
かなり素っ気ない素振りをしているのではないでしょうか?しかし、にもかかわらず、その男性は、あなたに何くれとなく気を使ってくれます。それは、いったい何故なのでしょう?
つまり、人間とは、「希少価値」のある物に惹かれるという、どうしようもない心理を持った動物なのです。
スーパーマーケットやデパートなどの特売日に、「もう、残り五個しかありませんよ。お早くご購入下さい」なんて言われた瞬間、つい欲しくもない商品を買ってしまったという記憶はありませんか?
男女の心理も、これに似たようなところがあるのです。
好きな男性のいいなりにハイハイと返事をしている女性には、男性はあまり魅力を感じないような精神構造が出来上がっている訳ですから、ここは、「YES !」と、言いたい気持ちをグッとこらえて、「NO ! 」と、言ってみるのも手なのです。
そうすることで、男性は、もしかしたら腹を立てるかもしれませんが、「ここで怒ってしまったら、二度と彼女と会えなくなるかも?」という、不安も同時に感じるのです。
そうなったら、しめたものです。そこで、間違いなく主導権はあなたの手に入るのです。
男性にとって、あなたは、正に「希少価値」の女性になるという訳です。
「この男がいなければ、わたしは終わりだ。この人はわたしの全てだ」
こんな気持ちを相手に見透かされては、その恋が長続きすることはないはずです。
よく恋愛の教訓として、こんな言葉を聞くことがあるでしょう。
「惚れた方が負け」
人の気持ちにはバランスが大事だと言います。
「まあ、嫌われても仕方がない。世の中、男はこいつだけじゃないもんな」
この程度の気持ちで付き合うことが、案外関係を長続きさせるコツなのかもしれませんね。
ただ、あくまでも心理学的に考えた場合の論理ですけれどね。
<今日のおまけ>
今日の食事は、旬の山菜三昧だった。
コシアブラの天ぷら、ウドの甘酢みそあえ、コゴミのお浸し。
信州って、この時季は正に山菜天国だ。
ところで、わたしは時々自分ほどのサーモスタット人間はいないのではないかと思う。
相手が、こちらに関心があるうちは、こちらもそれなりに気にするのだが、向こうにこちらへの関心がそれほどなくなったと判った途端に、いとも簡単に熱が冷めるのだ。
これは、日常生活全般に対して言えることである。
そんな訳で、かつては本当に真剣に取り組んだ問題にもかかわらず、今ではその時の相手の名前さえうろ覚えということも多々ある。勝海舟だって、咸臨丸の渡米に際しての記憶が晩年は判然としないことが多かったそうだから、凡人のわたしなど当たり前といえば当たり前なんだろうな。
関連記事