多勢に無勢を逆転させる方法・・・・・625

ちよみ

2010年06月24日 19:56

~ 今 日 の 雑 感 ~


多勢に無勢を逆転させる方法


    
    あなたは、「カラスの頭は黒い」と言い、他の10人は、「カラスの頭は白い」と、主張したとします。

    しかし、あなたは、他の10人をあなたの意見に賛同させたいと考えています。果たしてどうしたらいいのでしょうか?

    それは、実に簡単です。

    絶対に自説を曲げてはならないということです。

    回りの人があなたを説得し、自分たちの意見に引き込もうとしたとしても、決してそれに乗ることなく、最後まで「カラスの頭は黒い」と、言い続けるのです。

    一瞬でも、煮え切らない態度を見せたり、不安を見せたりしてはいけません。

    徹頭徹尾自説を貫きながら、「わたしの研究では、あらゆる情報を集めた結果、カラスの頭は100パーセント黒なのです」ぐらいのことを言う方が、より説得力が増すのです。

    間違っても、「良く判らないのですが・・・・、もしかしたら・・・・、たぶん・・・・」などという曖昧な答え方をしてはいけません。

    しかし、もしそこに新しい情報や別の意見などが出てきた時は、内心の自説は絶対に曲げないと決めながらも、表向きは頑なだという印象を与えないように、わざと柔軟さをにおわせるのが大事なのです。

    「・・・・でも、この間、家の近所で白いカラスを見たという人がいましたよ」

    誰かがこんなことを言いだしたとします。それに対して、あなたは、「絶対にそんなはずはありません」などと言ってはいけません。そういう時は、

    「それは興味深い話ですね。確かに検討する価値がある情報かもしれません」

    と、考え直すふりをすることも必要なのです。

    その方が、信頼性を増すことが出来ますし、この人は、頭から人の話を否定するような人ではないんだという好感を得ることが出来るからです。

    そうなると、これまで絶対に「カラスの頭は白い」と、主張していた人たちの中からも、あなたへ同調する人が出て来るはずです。



    これとは逆に、少数派の意見を多数派に変える方法もあります。

    それは、政治家が派閥を大きくする際に良く使う手ですが、少数派の人たちを一時的に分断するのです。味方がいると判ると、少数派の結束は多数派よりも強固になることがあります。

    そういう場合は、少数派の人間を一人一人別々に呼びつけ説得することで、「意見が違うのは、実は自分だけで、他の少数派の人間たちもほとんどは多数派に寝返っている」と、思い込ませることが可能なのです。

    自分が少数派の時は、大勢の前で自説を頑固に貫くことが大事ですが、多数派の時は、相手を分断し、個別に説得することが重要ということになりますね。
<今日のおまけ>

    ちょっと、遅ればせながらの記事になってしまいましたが・・・・。

    『ジェネラル・ルージュの凱旋』の救命チームの長谷川医師、いいですね~。

   一番人間臭い感じがしていて、こういう男性っているよね・・・・と、毎回思いました。

    心療内科診察室で田口や白鳥に色々訊かれて、最初は抵抗するものの、結局しゃべるはめになってしまう。

個人的には、こういう性格の男性はかなり好感持てます。


で、今日からまたコメント欄を「承認設定」にさせて頂きます。

    今度は、コメントを頂いたことを見落とさないように気を付けますので、よろしくお願いいたします。
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