雨の日に傘を忘れる・・・・・804
~ 今 日 の 雑 感 ~
雨の日に傘を忘れる
電車などの公共交通機関で、雨の日の最も多い忘れ物は「コウモリ傘」だそうですね。
雨が降っているのに、どうして忘れてしまうのでしょうか?
もちろん、土砂降りなどの場合なら簡単に忘れることなど出来ないと思うのですが、小雨とか乗車中に晴れてしまうと、コロッと傘のことなど頭になくなってしまうのです。
これは、心理学でいうところの
「重畳効果(ちょうじょうこうか)」というものなのだそうです。
ビルの中にある一棟のビルを覚えることは難しいが、ビルの中に一軒だけ日本家屋があれば、その存在は否が応にも頭に残りますよね。
これと同じ現象で、一連の動作の中に組み込まれてしまうものは、案外記憶に残りにくいのだそうです。
電車に乗り、会社や学校へ行くという行動は、毎日繰り返されているものですから、ほぼ機械的に行なっているようなものです。つまり、言いかえれば、無意識下で行動しているようなものなのです。
夢遊病の人が、夜中、睡眠状態のまま家を出てガレージから自動車に乗り、起きている時と同じように運転をして、信号でもちゃんと止まり、実家まで帰りついたという例が外国であったそうです。
そうした無意識下で行なわれている出来ごとの中に、雨の日の傘が紛れこんでも、その傘の存在は埋没してしまうということのようです。
しかし、これが、いつもの通勤や通学ではなく、まったく別の目的地まで行かなくてはならない場合には、いつもと状況も異なるため、降りる駅を間違えないようにと意識しながら乗車する訳で、こういう時は、車内に忘れ物をする確率が少なくなるのだとか・・・・。
もちろん、他のことに気を取られ過ぎていれば、忘れ物をすることもあるでしょうが、人間はどうしても
「記憶痕跡」の強い方を優先してしまうという習性があるようです。
良く知っているはずの歌も、始めから歌えば最後まで歌詞を間違えずに歌うことが出来るのに、途中からだとメロディーさえも思い出せないなどということが起きるのも、そのためだということです。
<今日のおまけ>
手のひらのイボ、しつこいです。
いつまでかかるイボ治療。
でも、せっかく踏み出したんだから、やり切るしかないんでしょうね。
今日、明日はこちらの秋祭りです。
今、灯篭行列が通って行きました。
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