ブログを続けることは至難の業だ・・・・・914
~ 今 日 の 雑 感 ~
ブログを続けることは至難の業だ
わたしがブログを始めた頃に「ナガブロ」で記事を書いていたブロガーが、あれから約二年が経過して何人もいなくなった。
あの頃のブロガーたちの記事は正直、面白かった。
私生活や仕事の悩み、対人関係の愚痴などがありのままに書かれていて、実に読み応えがあったものだ。
しかし、そういう記事を書くことは大きなリスクも伴う。
ブロガー同士の間で摩擦が起きたり、また、ブログサイト以外のところで批判にさらされたという人もいるだろう。
ブログを媒体として仲間になってはみたものの、結局、友人として長続き出来なかったりすると、同じサイトでブログを書いていることも苦痛になって来るものだ。
もちろん、仕事や私生活の変化が原因でブログを閉じざるを得なくなったブロガーも多いはずだ。
それにしても、ブロガーが入れ替わることで、ブログに書かれる記事の種類や質までもが変化してきていることは、間違いがない。
本音を書く人が減り、普段の生活を淡々と述べる記事が多投稿されるようになりつつあるのは、おそらく、この二年でブログという媒体の性格が大幅に変わって来たからなのではなかろうか。
少なくとも二年前までの「ナガブロ」には、かなり文章力の高い人が多く、読ませ方もうまかった。
そのため、記事を話題にしたコミュニケーションも図りやすく、それによる弊害も多々あったことは否めないが、それでも議論を煮詰めて語り合うことが出来た。
しかし、最近は、どちらかというと、自己PR的な記事が主流で、また、そうしたブログの方がアクセス数も多いために、本音辛口ブログを書いていたブロガーたちの活躍できる領域が狭められてきたということなのかもしれない。
また、世は、おしなべて視覚主義に走る傾向があり、文章をじっくりと読み内容を咀嚼することを是とする読者が減少しつつあるということも事実なのだ。
まあ、わたしのブログもそうした類の一つで、あるブロガーからは読んでいると「疲れる」と、言われたこともあるのだが、この程度の文章を読んで疲れるという神経も、如何なものかと考える。
そんな訳で、書きたいブログを書き続けるということは実に至難の業なのである。
しかし、それが書けないものをブログと呼ぶのも、何処かおこがましいように思うのだが・・・・。
<今日のおまけ>
ブログは、もっと自由に書けなければ意味がないと思うのは、わたしだけではないだろう。
誰かの顔色をうかがいながら記事を書かねばならないなど、まるで、戦時下の検閲に等しい。
ブロガーは株主と同じなのだ。
株式会社の将来は、いつも株主が握っていることを忘れてはならない。
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