パワーダウン
パワーダウン
近頃、何だかパワーダウンしている。
減塩のせいかもしれない。
うちの近くの農家の旦那さん、減塩のしすぎで考えることも行動も腑抜けのようになってしまい、仕事が手に付かず困ったという。
考えてみれば、ここ一週間ほど、ほとんど家族以外の人と話をしていないことに気が付いた。
下手をすれば、一日中ほとんど話をしない日もある。
特別、会話をしたい人もいないので仕方がないのだが、それでも退屈もせずにいるというのは、普通の人より行動が鈍いからかもしれない。
そういえば、一昨日、長野市からこちらのホテルへ泊りに来たという70代ぐらいの女性に会った。
六月へ入り、宿泊料が夏料金になる前に----と、思って来たのだそうだ。
温泉まんじゅうを買いに出ようとしたら、ホテル内の売店でも売っているので、そこで買って欲しいと言われたそうだが、
「せっかくだから、街を歩いてみたい」
と、言って、雨の中外へ出て来たのだと話していた。
温泉まんじゅうは、途中の店で買ったそうだ。
ホテルや旅館が売店を使って欲しいと思う気持ちも判るが、街全体の活性化を図るためには、ホテル側も率先して宿泊客に街での買い物を促してもらいたいと思う。
ホテル内に宿泊客を囲い込むことが、どれほど地元のマイナスになっているか嫌でも判るはずだ。
観光客の姿が見えない観光地などへ、出かけて来たいと思う旅行客はいない。
誘客を考える自治体の職員や観光協会の人たちには、旅行会社めぐりや街頭でのキャンペーンだけでなく、女性雑誌や飲食関係のマスコミへも地元のPRをしてもらいたいものである。
<今日のおまけ>
全面地デジ化まであとわずかだが、母親が近所の高齢女性と話をしていたら、こんなことを言っていたそうだ。
「今のテレビが映らなくなったら、電気屋さんへ電話をかければ、ただで映るように直してくれるんだから、心配いらないわよ」
さすがに機械音痴の母親も、これには仰天し、「それは、ちょっと違うと思うんだけれど・・・」と、言ったところ、女性は、
「だって、国が勝手に地デジに替えるんでしょ?だったら、無料で面倒をみるのが筋じゃない。国民が地デジにしてくれって頼んだわけじゃあるまいし・・・」
彼女の地デジ化の方法は間違っているが、理屈はしごくもっともだ----と、感心して、母親は帰って来た。
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