パラフォー

ちよみ

2012年06月04日 19:29

パラフォー




    今、パラフォーなる生物が世の中に増殖中だそうだ。

    パラフォーとは、何ぞや?

    いわゆる、パラサイト・アラフォーのことで、親と同居している40歳前後の女性のことだという。

    メディアは、色々言葉を作り出すものだな。

    親と同居している女性なんて、別に40歳前後でなくても多いと思うのだが、また、こんな造語がトレンディー(古!)だとばかりに、テレビドラマ化でもしようっていう魂胆だろう。

    どうも、40歳前後という年齢は、ドラマや小説になりやすいらしい。女性としてもそこそこ若く、まだ恋愛ゲームの対象としても十分に男性に認知される年頃で、しかも、独身となれば、どん詰まりの緊迫感もハンパじゃないから、特に興味をそそられる対象なのだと思う。

    これがアラサー(30歳前後)女子では、まだまだ精神的におこちゃまの領域だし、かと言って、アラハン(50歳前後)女性では、独身者が少なく介護世代と呼ばれるなど、現実味があり過ぎてドラマ性に欠けるのかもしれない。

    話がそれたが、このパラフォーだが、親と同居していながらも、仕事は順調にこなし、家へは生活費も入れている心身ともにちゃんと自立した女性なのだそうだ。

    しかし、自分の時間を有効に使いたいがために、男性との出会いは必要ないと割り切っているのだそうだ。

    「だって、たとえ結婚していても、いつかは一人になるんだし、子供がいたって、このご時世、必ずしも当てに出来るわけじゃない。結婚後だってどうせ親の介護はしなきゃならないのなら、独りでいる方が気楽じゃないの」

    それが、この世代の女性たちの極めてクールな本音なのだそうだ。

    でも、それだけが本音ではない。

    彼女たちには、まだまだ自分の美しさや健康についてかなりの自信があるわけで、心の何処かには、

    「ここまでキャリアアップしたんだから、自分を安売りしたくない」

    の一言がくっきりと刻まれているのである。

    親は親で、可愛い娘がいつまでもそばにいてくれるのだから、大歓迎だ。

    「早く孫の顔が見たい」

    などとは世間並みに思う反面、下手な甲斐性なし男にでも引っかかるよりは、独りでいてくれた方が心配せずに済むとも考えている。

    何かのCMで、「わたしは、きみが嫌いだ」と、娘の夫に向かって、心の中でささやいている父親の気持ちそのものである。

    とはいえ、パラフォー娘はいつかはパラハンになり、あっという間にパラカン(60歳還暦)になるのだ。

    そうなれば、ますます少子化には拍車がかかり、人口は減って行く。

    一人暮らしの高齢者は増加し続け、70歳定年制もあながちそう未来の話ではなくなるだろう。

    いや、長野県に関しては、実質既に定年がないくらいの高齢者雇用の先駆を行っているのだった。
<今日のおまけ>

    近所の主婦たちの井戸端会議では、「産後の浮腫みケア」などという話をよく聞きかじるのだが、「足首からつま先まで、辛いよね~」ということらしい。

    だが、わたしの経験上の浮腫みとは、そんな生易しい程度の代物ではない。

    その程度の浮腫みなど、浮腫みのうちには入らない。

    わたしにとっての浮腫みというのは、両脚全体が二本の丸太のように膨張し、曲がらなくなるほどに水が溜まることをいうのだ。

    足の爪が皮膚にめり込んで見えなくなり、皮膚は青白く透き通る。

    身体は終始胴や首の辺りがコルセットで締められたように苦しく、水分が血管を押すために血圧が200以上にも上がる。(わたしの場合は235まで上がった)

    一人で床に腰を下ろすことすら出来ない。浮腫んだ足は絶えず皮が裂けるような痛みを発し続ける。

    こんな浮腫みも世の中にはあるのだから、ホルモンバランスの乱れや心臓、腎臓など内臓機能にさほどの問題がない場合は、あまり神経質にならずに適度な運動をするのも良いと思う。

    女性の場合、筋肉量の低下が脚の浮腫みと関係してることも多いらしいから、妊娠中の運動不足が原因の可能性も。

    食事なども塩分を控えめにするなど、ちょっと工夫するだけでも、浮腫み軽減には効果的なようだ。

    とはいえ、もちろん、雑誌やインターネットからの知識に頼る素人判断ではなく、一度は医師の診察を受けることをお勧めする。

    
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