初めて〇〇を見た!
初めて〇〇を見た!
今日、知り合いの女性の家へ行ったところ、彼女がしばらく前に二度ほど入院したという話になった。
「実は、盲腸が破裂しちゃって、内臓をぜんぶ取り出しての大手術になっちゃったんだけれど、その時、胆石もかなりあることが判って、主治医の先生が、『ついでだからこれも取っちゃいましょう』ってことで、腹腔鏡手術になったんだけれど、手術中に盲腸の方はやっぱりお腹を切って出した方が良いということになったもんで、胆のう取るのに二時間、盲腸の方で三時間半ぐらいの大手術になっちゃったんだよね」
と、いうことで、その時に取り出された彼女の胆石を見せてもらった。
ティシューの上にザラザラとこぼされたのは、小さなとげとげの真っ黒な金平糖のような
胆石が、な、なんと59個!!
胆石は色々な種類があるそうだが、実物は初めて見た。
しかも、こんなにたくさん胆のうに入っていたのだという。
「すごい、痛そうだね・・・」
わたしが言うと、
「それが、こっちは全然痛くなかったんだよね。でも、このまま放っておいて胆石が胆管を下って途中で詰まりでもしたら、とんでもない激痛に襲われるっていうから・・・・。それに、先生が、『こんなものあってもなくてもいいもんだし』って説明するので、一緒にやってもらうことになったのね。
でも、盲腸の方がひどい炎症で破裂したもんだから、術後にも手術痕が化膿してしまって、膿を絞り出したりでえらい目にあったんだよね。しかも、そのあとで、腸を持ちあげている筋肉の力が落ちていたようで、脱腸まで併発して・・・。
この手術も去年してもらったんだよ」
と、彼女は言う。聞けば聞くほど、危険な状態だったんだなァ・・・と、怖くなった。
しかし、担当医の先生が上手にやってくれたから、今ではだいぶ具合も良いようだ。
それにしても、彼女は、それまでもお腹が痛むということで何軒かの病院を回ったのだそうだが、血液検査をしても虫垂炎と診断されなかったのだという。
それで、手遅れ寸前までの状態になったのだと話していた。
彼女は、どちらかと言うと我慢強い方なので、医師の前ではつい気丈にふるまってしまったのかもしれないが、「痛いということは必死で訴えていたんだよ」とのことだった。
とはいえ、緊急手術が功を奏して、命が無事だったのは不幸中の幸いだった。
わたしもどちらかといえば、痛みを我慢し過ぎてしまったことが病気を悪化させる原因にもなったのだが、痛い時は、恥ずかしがらずに少し大げさなくらいに「痛い!!」と、発信しなければ、大変なことになるという教訓であった。
<今日のおまけ>
だんだん蒸し暑くなって来ましたね~。
もうすぐ入梅ですね。
今年は、寒さが長かったせいもあり、もう6月だという実感があまりありません。
このままだと、我が家のこたつは、もしかしたら一年中出しっぱなし状態になるような予感も・・・。
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