『街コン』に期待すること
『街コン』に期待すること
昨日のテレビ番組で、今流行りの大人数合コン『街コン』についての特集をやっていた。
『街コン』は、今や日本各地の都市部で行なわれているようだが、その番組では700人が参加する商店街をあげての男女の出会いの場を紹介していた。
取り上げられていたのは、初めて参加する如何にも純朴そうな双子の兄弟と、『街コン』はこれで二回目という友人同士の男性二人。
彼らに共通することは、「とにかく、女性との出会いの場がない」ということであった。
双子の兄弟は、最初のうちは、参加者が大勢集まる飲食店へ入っても、どうしたら女性たちと会話が出来るのかも判らず、結局二人きりで飲み物を飲んでいた。
しかし、次に入った店では、二人ともお気に入りの女性を見付けて、積極的に声をかけ、なんと、女性たちのメールアドレスまでもゲットすることに成功していた。
ところが、『街コン』二度目という男性たちは、さすがに女性への声かけも手慣れた様子だったが、何故か女性たちの方がガードが固く、それ以上の進展はなかったようである。
「次は、結婚相手を探しに来ます」
と、男性の一人は言明していたが、思うに、どうもそういう何処か切羽詰まった感が、逆に女性たちには警戒心を懐かせてしまっているような気がした。
合コンとはいっても、男性と女性の感覚は微妙に異なっているようだ。
女性たちは、どちらかというと単純に街がにぎわうお祭騒ぎを楽しんでいる感があったのだが、男性たちには正に『婚活』そのものという必死さが如実に表われていて、会話を楽しむという余裕に欠けているように思えた。
女性の心理からすると、男性の一生懸命な姿というのは、仕事やスポーツなどで発揮して欲しいと思うのが普通で、プライベートではむしろ余裕をもった雰囲気が理想なのだという。
そういえば、先の双子の兄弟はまだ見たところ二十代前半という若さだったが、『街コン』二回目の男性たちは、彼らよりも少し年長のように見えた。
それだけに、彼らは恋愛や結婚に対する意気込みが大きく、女性たちは下手な返事は出来ないと、重く感じてしまったのかもしれない。
どうも傍から見ていると、『街コン』のようなイベントへの参加意義は、あまり「結婚相手を見付けるぞ!」と力むのではなく、楽しく会話をして、色々な人との出会いや人生を知るという程度でいいのではないかと思う。
「女性は、何を考えているのか判らないので面倒くさい。ご機嫌取りばかりでは疲れる」
そんな先入観から二の足を踏む男性も多いだろうが、たとえ会話をするうちに、女性たちと意見が合わずに議論を戦わせることになったとしても、それも参加者たちの将来への財産になるだろう。
(そういう相手の方が記憶に残りやすいというメリットさえある)
現実の人間関係は、バーチャルのように簡単に割り切れるものではない。
ネットの中のあとくされのない会話にばかり慣れている現代の若者たちこそ、生身の人間たちとのよい意味での切磋琢磨は必要なのではないかと思うのである。
<今日のおまけ>
久々のウォーキングで、背中がバリバリです。
加えて、やたらに蒸し暑い!(・.・;)
ウォーキング途中、首の辺りがモゾモゾすると思ったら、小さな虫がついていました。(慌てて払いのけた)(-_-;)))
そんな訳で、帰って来てからはエアコンの掃除をして試運転も・・・。
あまりこれが活躍しなくても済むような夏であってほしいものですが・・・。
それにしても、また雨が降るようですね~。
さすがに梅雨だ。
関連記事