イライラした時の対処法
イライラした時の対処法
イライラする----と、一口で言っても、その原因は千差万別。
虫が好かない奴がいるとか、子育てが煩わしいとか、義父母との折り合いが悪いとか、会社の上司の説教が癇(かん)にさわるとか、体調が悪いとか、ホルモンバランスが乱れているなんて時も、イライラは起きるそうです。
でも、よくよく考えてみると、そんなイライラの原因が一つということはないはずです。
たいてい、イライラする時は、最も根本的なわだかまりを中心に据えて、その周囲をもう少し軽い原因要素がいくつか明滅しているような場合なのだといわれます。
あれもこれもと煩雑に物事が入り組んだ状態の時、人は特にイライラ感を増大させるのですが、そんな時は、今自分をイラつかせている一番大きな原因は何なのだろうと考えてみることで、苛立ちの正体が浮かび上がって来るのだとか。
つまり、消去法を使うことで、まずそれほどのイラつき原因ではないと思える事柄から一つずつはぎ取って行き、最後に残ったものが最大の要因であることが見えて来るのだそうです。
たとえば、こんな具合に。
子供の塾代を払わなければならない----これは、明日、銀行から振り込む。
来週末、義理の母親が家へ来る----来週になってから考えよう。
PTAの会合に出席しなければいけない----この日は午後からなら可能だから、前日に当日の午前中は欠席するとの連絡を入れる。
でも、まだ何かイライラする・・・原因は何だ?
そうだ、お腹が空いていたんだ。何か食べよう。
こんな具合にです。
どうです?
何となく自分の見詰め方の参考になりませんか?
<今日のおまけ>
最近、近所の主婦たちと話をしていて感じるのだが、人の話を真剣に聞かない人が増えたように思う。
どんなに一生懸命相手へ説明しても、その場は聞いているようなふりをしていて、実はほとんど記憶に留めてはいないのだ。
だから、何度でも同じような質問をして来る。
時には、「この女性、認知症じゃないだろうか?」と、思われるほど記憶力の乏しい人もいる。
これは一体どういうことなんだろうかと、考えてみた。
結局、質問すること自体をお世辞や挨拶代わりだと思っている人が多いということなのだろう。
本気でそれを知りたいと思っているわけではないのだ。
話の内容はほとんどが上の空。
そんな訳だから、そういう人にはもう正直に事実を伝える必要もないと思い、その都度気まぐれな返答をしてやることにした。
ど~せ、真面目に聞いちゃいないのだから----。
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