都合の良い女
ヤフー知恵袋の質問に、半年前から好意を持っていた同じ職場の上司に告白してしまったという27歳女性からの投稿があった。
上司は36歳の男性。すると、この上司からは、「彼女としては違う気がする。今は彼女作る気ない」との返事が・・・。
上司も自分のことを好きだと思うと、彼女自身は感じている。
だから、告白するまでは、一緒に買い物に行ったり、ご飯を食べに行ったこともあったのだが、告白後は上司の職場での態度に特別変化はないものの、何となく彼女に対しては冷たくなったように感じるという。
「告白する前に決めていた一泊二日の旅行にも二人で行く予定だが、上司にどのように思われているのかまったく判らないので不安だ。
何事もなかったかのように今まで通りしてるつもりだが、やはり辛いので、自分はどうしたらいいのか?
単に彼にとって都合のいい女なのだろうか?このまま思い続けていいのだろうか?それとも諦めた方がいいのか?
アドバイス頂きたい」
との悩みであった。
しかし、この文章には明らかに矛盾がある。
上司は、彼女からの「好きだ。恋人として付き合って欲しい」という告白に対して、「彼女としては違う気がする。今は彼女作る気ない」と、はっきりと答えている。
にもかかわらず、彼女は、「上司にどのように思われているのかまったく判らないので不安だ」と、思っているのである。
何故、彼女は、上司の返事を素直に受け取らないのだろうか?
「彼女としては違う気がする。今は彼女を作る気ない」というのは、文字通り、「あなたを彼女とは思わない」と、言っているのであって、その言葉に裏も表もない。
この投稿者は、はっきりと振られていることを認めるのが怖いため、このように知恵袋へ相談して、
「まだ脈はあるから、頑張って」
と、回答者たちに励ましの言葉をかけてもらうことを期待しているのだろう。
しかし、多くの回答者の声は、そうそう甘いものではなかった。
「あなたは、正に彼にとって都合のいい女になりかけている。一緒に旅行へ行くなどもってのほか。彼にその気がないのだから、すっぱり別れなさい」
と、いうものだった。
しかも、上司の「今は彼女を作る気ない」という言い方にも注目してみると、これは面倒な女性を振る時の男性の常套句だと思って間違いがない。
「今は、まだ結婚する気はない」「今は、まだ恋人はいらない」
男性がこんな言い方をした時、心理学的に見れば、「今はその気はないが、今後はどうなるか判らない」と、いう意味であり、十中八九こう答えた男性には、既に意中の女性がいるものなのである。
もしも、この女性がこれに気付かず一縷の希望を信じて上司と付き合い続けた場合は、かなりの確率で痛い思いをすることになるはずだ。
上司の方には、「彼女とは思えない」と、伝えたにもかかわらず付き合い続けるのだから、女性の方も自分は遊び相手なんだと割り切っているはずだ----と、いう思いが生まれるのは致し方ない。
自分が振られたと認めることは辛いだろうが、ここは現実を直視するべきだと、大半の回答者は忠告していた。
<今日のおまけ>
暑くなって来ましたね~。
夏は、チョコレート菓子を冷蔵庫で冷やして食べるとおいしいですね。
そんな訳で、買って来た、これ。
ブルボンの「ふんわりチョコバーム」。半信半疑で食べてみたところ、なかなかのうまさで、ビックリ!
ほのかに洋酒の香りもして、コーヒーや紅茶にもピッタリです。