不愉快という感情
不愉快という感情
「あいつは、実に不愉快な奴だ」
あなたにも、そんな風に感じる人は、身の周りに何人かいるのではないだろうか?
それは、おそらく、その相手があなたのプライバシーに平気で踏み込んで来るからではないかと推察する。
プライバシーといっても、別にあなたの部屋へ勝手に上がり込むとか、あなたの携帯電話をのぞき見するなどというような具体的な話ではない。
あなたが自分だけの領域と考えている生活習慣などについて、やたらに情報を得たがるというような類の話である。
男性の中には、奥さんに、「今日は何時に帰るんですか?」と、訊かれるだけでも不愉快になるという人もいるそうだ。
「何時に帰ろうと関係ない。お前にいちいち報告する必要が何処にあるんだ!?」
たとえ、口には出さずとも、そうむかっ腹を立てている男性は、意外に多いという。
妻には、夫の帰宅時間を把握しておきたい理由はもちろんある。
それまでに風呂を沸かしたり、夕食の用意をしておかねばならないからだ。
だが、当の夫にしてみれば、それを訊かれるのは自分のプライバシーをのぞかれることも同じなのである。特別後ろめたいことなど一切ないが、そこまで妻に干渉されなければならないのか----との苛立ちの方が先に立つ。
また、妻が作った料理についてやたらに説明するのが鼻につくという夫もいる。
食卓につくなり、妻が「これは、何処何処の店で買った、100グラムいくらのお肉でね。いつもの味付けじゃ物足りないと思って、こんな香辛料を使って、フライパンで何分焼いてみたの」などの説明を始めるので、うざったくてかなわない。
そんな夫の声も良く聞こえて来るものである。
不愉快とは、一口に言うと、自分の精神的領域に遠慮もなく踏み込んで来る、無神経な人間に対して懐く感情のようである。
つまり、不愉快オーラを発散している人に共通する点は、自分のことしか見えずに、相手の気持ちに対しての気配りが出来ないということのようである。
自分が発する言葉で、相手がどんな反応を示すかを想像出来ない人たちが増えて来たということなのかもしれない。
<今日のおまけ>
実は、明け方、とんでもない夢を見た。
火山が大爆発して、噴火口から飛び出した火山弾が人々が大勢避難している体育館のような場所へ、無数に降り注いで来る夢だ。
その火山弾は、体育館の屋根を直撃し、巨大な穴を開けて館内まで落ちて来る。
そのうちに、降り注ぐのは岩石だけではなくなり、自動車なども天空高くから落下して来るようになった。
人々は、皆、ここにいては危険だと悟り、外へと逃げ出す。
しかし、空から降り注ぐ物体は、さらに数を増し、激しさはとどまることを知らない。
ついには、川までも氾濫し、人々が逃げ惑う道をも濁流がのみ込んだ。
追い打ちをかけるように、雨まで降りだすという始末。
正に、天変地異とはこのことと言わんばかりの、凄まじい情景が繰り広げられる夢だった。
何か、社会的に波乱が起きる前触れか?(・_・;)
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