共同浴場の湯船の中に・・・
共同浴場の湯船の中に・・・
昨日、共同浴場へ行ったら、先に入っていた近所の主婦が湯船の中をのぞいて、
「何か、変なものが沈んでいるのよね」
と、不快そうに言うので、わたしものぞいてみると、湯船の床の一部に真っ白な粉状のものが沈殿していて、その近くには白い湿布薬が沈んでいた。
「今日は、湯払い(掃除)の日だから、せっかく綺麗なお湯に入れると思って来たのに、何でこんなものが落ちているわけ?」
主婦は、実に迷惑そうに言う。
古くからこの辺りに住んでいる人たちなら、もしも湿布薬が浴槽内ではげてしまっても、必ず拾って帰るはずだし、こんな粉状の物体を浴槽内へ散乱させたまま知らぬ顔を決め込むなどということはあり得ない。
「きっと、遠くからやって来た人だね。近頃は、平気で組み内以外の人にも鍵を貸す人がいるから----」
主婦は、そう言いながら、お湯の中のゴミを吸い出すための道具で、その粉状の物をすくいあげた。
わたしも、沈んでいる湿布薬を指でつまんで浴槽の外へ放り投げた。
この時間帯に入浴する人たちはほぼ決まっている。
わたしにも、主婦にも、この落とし物をして行った人が誰なのか、ある程度の予想は出来ていたが、あえてそのことは口に出さない。
でも、二人が同じ人物のことを考えているのは間違いがなかった。
自分が入浴してしまえば、あとから来る人が困ろうがどうしようが関係ないという無責任者の入浴を制限する術はないものであろうか?
それにしても、あの粉状の物体は何だったのだろう?
少々気味が悪かったので、上がり湯を目いっぱいかけて浴室を出た。
<今日のおまけ>
小沢派の離党騒動ですが、離党者名簿に記名しながら、離党する気はなかったという議員もいたそうで、奇妙な話ですね。
「小沢さんから最終確認があると思った」と、いうことのようですが、名前を書くなど不用意だとは思わなかったのでしょうか?
野田総理に同調しなかった鳩山さんたちの処分も、大甘になるかもしれないとの報道もあるなど、政治家同士の慣れ合いは相変わらずのようですね。
結局、身内には甘く、国民には厳しく----と、いうことなのかな?
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