ライフセーバーの災難

ちよみ

2012年07月06日 11:31

ライフセーバーの災難




    米フロリダ(Florida)州マイアミ(Miami)の海岸で、溺れていた男性を救助したライフセーバーが、担当区域外で救助行為を行ったとして解雇された。地元メディアが4日、報じた。

    報道によるとライフセーバーのトーマス・ロペス(Tomas Lopez)さん(21)は2日午後、マイアミ北部のハランデール・ビーチ(Hallandale Beach)で任務中に海水浴客から溺れている男性がいるとの通報を受け、救助に向かった。そのときの状況についてロペスさんは、「(現場まで)かなりの距離を走ったが、助けを必要としている人がいるのにノーとは言えないよ」と語っている。

    救助された男性は直ちに病院に搬送され、現在も集中治療室で手当てを受けているという。

    ところが、この件の報告書を提出したロペスさんは、救助を行った現場が担当区域から450メートル外だったことを理由に解雇を言い渡されてしまった。雇用主は解雇通告の際、「すまないが規則は規則だから」と申し訳なさそうに説明したというが、「耳を疑ったね」とロペスさん。

    一方、ハランデール・ビーチへのライフセーバー派遣を請け負うこの会社は、「法的責任の問題があるので指定区域外での業務はできない」と主張し、ロペスさんも規則は知っていたはずだと強調している。

    こうして時給8.25ドル(約660円)の仕事を失ってしまったロペスさんだが、もしもまた同じ状況に出くわしたら、同じように行動するだろうと話している。「良心に基づいてしたことだ。自分の倫理感を犠牲にするような仕事は、もう選ばない」【 7月5日 AFP】




    何処の国にも理不尽な話というものはあるようですね。

    人命優先の仕事をして解雇では、納得行くはずがありませんね。

    それにしても、ライフセーバーの業務に規制区域があるとは知りませんでした。

    日本でもそうなのかな?

    このロペスさんの場合も、担当区域外で溺れている人を発見した時は、その区域のライフセーバーとか海上警察に連絡しなければいけなかったんでしょうか?

    そんな時間的余裕がないときだってありますよね。

    現実は、ドラマのようなわけにはいかないものですね。



<今日のおまけ>

    散歩をしていたら、以前、わたしの原稿を何百枚もコピーして下さったことのある元文房具店の女性が、

    「ちょっと、ちょっと」と、呼ぶので近寄ると、女性の持つ移植ごての上に大きな毛虫が・・・。((+_+))

    「こんなに大きな毛虫、見たことある?何の毛虫だろうね?触ったらチクンて刺すんだもの、やだわ~」

    確かに、毛虫は刺す。

    子供の頃、綺麗な花が咲いていたので取ろうとしていきなり握ったら、手の中でグニュっという気味の悪い感触があって、恐る恐る手を開いてみたら毛虫が握りつぶされていたことがあった。

    おもわず、卒倒しかけて、ほんの一瞬意識が飛んだ。

    真夏の悲惨な思い出である。(T_T)

    
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