人を説得する方法
人を説得する方法
一日ごとに寒さが増して行く。
ついに、もう一台の石油ストーブも稼働させた。
昨年は、買った灯油に水が混入していて、すぐに火が消えてしまったのだが(もちろん弁償してもらった)、今年は間違いのない物を売ってもらった。-----はずである。
今のところ、調子よく燃えている。
ところで、人に何かを納得させたい時には、二つのやり方があるといわれる。
一つは、納得させたい物事の良い所だけを並べて、「・・・だから、そうしましょう」と、説得するやり方である。これを「片面説得」という。
もう一つは、納得させたい物事の良い面と悪い面を両方上げて、「・・・だから、こちらの方が良いと思いますよ」と、説得するやり方である。これを「両面説得」という。
それぞれの説得方法は、相手によって、その効果が多少異なるのだという。
「片面説得」が効果を表わすのは、主に低学歴の人たちを対象とした時といわれ、高等教育を受ける機会のなかった時代の人たちには、この説得方法が功を奏したそうである。
しかし、現代は、ほぼすべての国民が義務教育以上の学歴を有するため、こうした「片面説得」は、あまり向かないということであった。
つまり、AとBがあれば、両方の長所と短所を知った上でなければ、相手の説明を納得出来ない人が多いという実験結果も出ているそうである。
そのため、たとえば医療の分野においても、昔は医師が一方的に、
「この薬を飲んで下さい」
と、言えば患者はそれを何の疑いもなく飲んでいたが、今は、薬の長所である効能や短所である副作用までも、しっかりと説明しなければ、患者は安心して服用しなくなっているという。
また、小売業者に言わせても、売る側のベタ褒め賞品は、消費者が胡散臭がって、簡単には手を出さないそうである。
<今日のおまけ>
11月は、わたしの誕生月。
星占いを見ると、さそり座の運勢は、なかなかの好調運らしいのだが、毎年ほとんど当たった試しがない。
11月になると、いつも体調不良に襲われる。
やがて、年を越して翌年の春まで、それが続くことが多い。
去年もゲーゲーいいながら、胃カメラを飲んだ。あまりの七転八倒、悪態付き放題で、病院で胃カメラ担当医と顔を合わせるのが、何となく気まずい。
身体がガタガタになって、ついに手術が決まったのも五年前の11月だ。
11月は、ホント、毎年ロクなことがない。
だから、誕生日なども例年失念したまま過ぎている。
時々、自分の年齢が判らなくなるほどだ。
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