ユニークなワークショップ
ユニークなワークショップ
レゲエソング「Don't Worry, Be Happy」のBGMが陽気なムードを醸し出す、ここロンドン北部のダンススタジオ。床には赤や緑色のクッションがあちこちに置かれ、初対面同士の人々が緊張した面持ちで輪になって座っている。彼らは、これから行われるハグ(抱擁)ワークショップの参加者たちだ。
まずは主催者のアンナ・ネイサン(Anna Nathan)さん(36)が軽やかな声でルールを説明する。「やりたくない事は何ひとつやらなくていいです。服はちゃんと着ていてください。性的なエネルギーは封印しましょう。キスは禁止です」
ワークショップに集まった20数人ほどの男女は、離婚したばかりで「ハグが必要」という30代や長い間恋人がいない人、現在つきあっている彼女に「嫌気が差している」という若い男性、仕事を退職した男性など。これからワークショップで互いをよく知っていくことになる。【12月3日 AFP】
ユニークなワークショップもあったものだ。
それだけ寂しい人たちが多くなったということなのだろうか・・・。
まったくの見ず知らずの赤の他人がお互いに抱き合うというのだから、初めのうちは皆かなりドギマギしていたそうだが、背中に触れたり、肩に触ったりする間に、笑い声が起きて、次第に打ち解けて行ったという。
もちろん、腰回りなどに触るのはご法度で、これまで行なわれた同ワークショップでも監視役から注意されたという例は、数件あったものの、監視役が、間に割って入り参加者を引き離すような事態に発展したことは一度もないそうである。
最後は、参加者が床に寝ころぶ格好で抱き合うのだというが、これが終わったあとで感想を聞くと、
「こんな癒しの体験をして、明日からなお寂しくなりそう・・・」
と、話す男性もいたとか。
ただ、女性たちの感想の中には、
「清潔なシャツを着ている男性とのハグは、抵抗なく出来たけれど、次にハグした男性は汚れた格好のままだったので、ちょっと嫌だった」
と、いうものもあったそうだ。
参加者には、香水やオーデコロンなどはつけて来ないこと、普段着で参加することなどの約束事があるのだという。
「これがアメリカのカリフォルニアで行なわれたというのなら驚きもしないけれど、道徳に厳しいイギリスで実施されたということがニュースだね」
と、いう声もあるとのことであった。
また、後日、参加者がワークショップと関係なく個人的に再会することについては、主催者は関知しないということのようだ。
さて、日本で同じようなワークショップを催すことは、果たして可能なのであろうか?
<今日のおまけ>
知恵袋を読んでいると、彼との結婚が決まったのに、その話を持ち出すと独身の女友だちが嫌な顔をするとか、親友女性が結婚するのだが、破談になればいいと思っているというような相談が実に多いことに気付く。
また、職場の先輩女性が何かというと恋人とのことを自慢たらしく話しかけて来るので、ウザ過ぎて腹が立つというような投稿もあった。
女性には心から男性嫌いな人もいるし、男性に恋をするなんて野蛮人のすることだと信じている人もいるし、結婚した女性に対して軽蔑や嫌悪感、時には汚らわしささえ懐く独身女性も少なくないそうだ。
女性が男性を好きになるということは、つまりは男に屈した----と、理解するからだという。
だから、普通に映画やアイドルの話題で盛り上がっている時は、和やかな会話が出来るのに、ことリアルな男性の話となると、「そういう話は、わたしのいないところでやって」と、いうことになってしまうわけなのだ。
最近、こういう感性を持った若い女性が増えて来たという。
「旧知の女友だちが結婚したのだけれど、もう別の世界の住人になったような気がするので、話をする気もなくなった」
と、いう女性もいる。彼女たちにとってみれば、恋人男性は、親友を奪った憎い敵ということになるのか・・・いや、それ以上に見ず知らずの男のものになったような女は、赤の他人よりも遠い存在となってしまうのかもしれない。
男性は、男友達が結婚してもこれまでのような友人関係を続けることが可能だが、女性の場合は、親友が人妻になった途端に、バッサリと縁が切れてしまうことの方が多いようである。
それだけ若い女性たちの感性は、繊細で脆いのかもしれない。
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