松本山雅FCの経済効果は?

ちよみ

2012年12月11日 20:08

松本山雅FCの経済効果は?



    今日も、とんでもなく寒い!

    これは、二月の寒さだ。どうなっているんだ、地球?

    こちらの最低気温マイナス10度!(T_T)

 菅平高原は、な、なんとマイナス20度だったそうだ。(@_@;)




    信毎に、松本山雅FCがJリーグ2部へ昇格を果たしたことによる地元への経済効果についての記事が掲載されていた。

    今季の松本山雅のホーム試合平均観客数は9531人で、J2全22チーム中三位という高動員数だったそうである。

    ところが、地元商店街や市内の温泉観光地には、その動員数に見合うほどの経済効果がほとんどなかったという。

    最終戦の相手であった大分トリニータのサポーターの男性会社員は、塩尻市内のビジネスホテルに宿泊し、倹約のために近くの店で夕食を買いこみ、ホテルで食べたという。

    「時間があれば観光もしたいが、目的は試合観戦。出費は最小限に抑えて応援に集中したい」

    と、話したそうだ。

    サポーターは、試合観戦が主な目的のため、ほとんどが松本市駅周辺のビジネスホテルなどへ宿泊し、コンビニなどで買った弁当で食事を済ませる。

    試合会場のアルウィンから遠く、宿泊料も高額なイメージのある温泉街の旅館やホテルなどを利用する人たちは、ほとんどいないのが現状だという。

    観戦客数は確かに伸びたが、地元商店街で買い物をする観戦者もいない。

    中街商店街の理事長は、市に対して他のJクラブの活性化事業調査をした上で、松本山雅を活用した市事業の検討を希望し、

    「熱が冷めないうちに県内初のJリーグクラブの効果を具体的に感じられるようにして欲しい」

    と、求めたそうである。

    今季は、J2昇格年とあって、地元も積極的にペットボトル入りの北アルプスの湧水をプレゼントするなど協力体制をとったが、来季も実質的な経済活性化が見込めないとなれば、松本山雅への応援態勢が持続し続けられるという保証はない。

    経済効果への期待度が高かっただけに、協力出来ないだけならばまだしも、逆に反目に変わらないとも限らないのが人の心の難しいところである。

    松本山雅の活躍を、何処まで地元観光の経済活性化とリンクさせられるかが、来季からの避けては通れない松本市の大きな課題といえるだろう。

    
<今日のおまけ>

    弟が、ある候補者を前に一言物申したそうだ。

    「他の政党の批判ばかりするのはやめること。批判するならば、自分の意見を言ってからする。自分にアイデアもないのに、あれはダメだ、これはダメだでは、まるで説得力がない。そして、アイデアがあるなら、口先ばかりではなく身をもって実践する。どんなに小さな成果でも、現実化することが大事だ」

    どれほど素晴らしい理想でも、絵空事では誰も信じない。

    たとえば、震災被災地復興のために、数千、数万人規模の観光客を毎年コンスタントに送り込むなどの、その地域の人たちが目に見えて実感できる誘客経済効果を達成するなどでもいいだろう。

    信用とは、日々の地道な積み重ねから少しずつ生まれて行くものだ。

    「必ず〇〇をやります!」というのなら、それをするための具体案を有権者は聞きたいのである。

    そして、今ほど、そのチャンスのある時期はない。    
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