しばらくは、この話題でもちきり
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東京オリンピック、パラリンピック招致成功!
どのチャンネルをつけても、今日は朝からこの話題ばかりだ。
大仰な身振り手振りのスピーチが勝因だったとか、オリンピックムーブメントという言葉を多用したのが良かったとか、しつこいほどのロビー活動が功を奏したとか、東京を紹介したイメージVTRがドラマティックで秀逸だったとか、マドリードが最初に落ちたのはスペインの地元紙が、事前に「既に50票を獲得」などと大きくブチ上げたことが、IOC委員たちに不快感を与えたとか・・・。
株価も上昇し、消費税アップは決まったも同然だと話す評論家も----。
経済の東京一極集中主義が、これでますます加速するのは必至だ。
地方はこれまで以上に忘れ去られてしまいかねないと、早くも危機感を懐く人々は多い。
「東北の震災復興など、もはやど~でもいいんだろう。仕事が欲しければ東京の建設現場へでも出稼ぎに来い!----ってわけか?」
これで景気もますます上向きになるというが、東京だけがおいしい思いをするのでは----と、国民の懸念は大きい。
ならば、せめて2020年の東京オリンピック・パラリンピックの際は、ぜひ被災地の子供たちを開会式や競技観戦に優先招待して欲しいものだ。
また、各競技場のボランティアを体験してもらうのもいいだろう。
オリンピックには、大勢のボランティアが欠かせない。
しかし、申請者のほとんどが希望する仕事に就けないし、ボランティアに選ばれることさえも至難の業となる。
東京オリンピックなのだから東京都の子供たちの方を優遇すべきとの意見もあるだろうが、彼らには長野五輪で生まれた一国一校運動の方で頑張ってもらおう。
「家の近くに競技会場が出来るので、とても楽しみ」
と、テレビ番組のインタビューで語る男性もいたが、おそらく会場へなど近付くことも出来ないに違いない。
オリンピック期間中は都内は最高レベルの厳戒態勢がとられ、全国から集まった警察官が至る所に配置されて、家から出ることもままならなくなるはずだ。
事前に食料品や生活必需品は買いだめしておいた方が賢明だと教えてやりたかった。
長野五輪の時は一帯に厳しい交通規制がひかれていて、近くのスーパーまで買い出しに行くのも一苦労だった。
正直、五輪はテレビで観るもので、近場でやってもらいたいものではないと、痛感した次第である。
<今日のおまけ>
今日は、気持ちの良い秋晴れだった。
家の畑でニラがたくさん採れたので、ニラせんべいを焼いて食べた。
ニラについているゴミや枯れ草を取り除き、食べやすいように整理することを、「ニラをこしらえる」というのだそうだが、北信地方の方言らしい。
方言には面白い言い方が多い。
情けない、惨め、みっともない----というような意味を総合して、こちらでは「びしょってねェ」という。
何処から、そんな言葉に転じたのだろうか?
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