今日は、寒かった
今日は、寒かった
今日は、朝から晩秋のような気候で、肌寒さを感じるほどだった。
が、、身体はまだ昨日の暑さを覚えているので、半袖でいいのか、長袖を着るべきなのかが判然としない。
今日は、やはり寒いのだ----と、実感したのは、情けないことに午後になってからだった。
即座の順応力が年々衰えて来ているような気がする。
こういう時が風邪を引きやすいのである。
つらつら思い返してみるに、過去にも、たいてい大風邪を引くのは真冬か夏から秋への季節の変わり目だった。
夏の猛暑で体力が落ちているところへもって来ての急激な温度差で、体調を崩しがちになるのだろう。
寒いと感じたら我慢は禁物。
早めの衣替えが大事だと思う。
ところで、裁判員に選ばれたある女性が、風邪を引いて一日だけ法廷への出席を休んだのを理由に、「解任」されたことに立腹しているという記事があった。
女性は、裁判員から外されたことに腹を立てているのかと思いきや、そうではなく、「解任」という言葉自体に納得がいかないというのである。
「『解任』なんて、何か悪い事でもしたみたいに思われる。もっと、他に適当な言い方はないのか?」
と、いうことなのである。
裁判員制度に関しては、裁判員をお願いする際も、「呼出状」とか「出頭」などという如何にも上から目線の文言が使われるのだそうだ。
これまでもそうした法律的文言で裁判は行なわれて来ているので、今更変えることはない----との理由だそうだが、「呼び出さ」れた方は釈然としない。
「まるで、犯罪者扱いだ」
「こちらは、忙しい中をわざわざ協力してやっているのに、バカにするな」
と、不愉快に感じる裁判員は少なくないらしい。
一般国民の常識的感覚を裁判に反映するためというのが、裁判員制度が導入された一番の主旨のはずなのだから、これからはもっと国民が気持ちよく裁判員制度に協力出来るような、社会的常識のある言い方に改めるのが筋ではないか----と、記事は結んであった。
確かに、「出頭」や「解任」といった言い方は、一般社会ではかなりインパクトの強いマイナスイメージとして認識されている。
いわゆる法律用語は、言ってみれば法曹界でしか通用しない特殊言語である。
そうしたマイナー言語を一般社会に強引に持ち込もうとしても、無理が生じるのは当然であろう。
「裁判員をやらせてあげている」という考えの司法関係者と、「裁判員をやってあげているのだ」という国民の意識のギャップが埋まらない限り、こうした問題はこれからも続くのではないだろうか。
<今日のおまけ>
関西地区では視聴率50パーセント超え(確か・・・)という『半沢直樹(最終回)』だが、わたしは、観なかった。
まあ、全編ほとんど観ていないので、何とも言えないのだが、この間の記事では、『半沢直樹』は現代版『水戸黄門』と書いた。
劇中には、ご当地名物などもたくさん登場したとの噂を聞くにつけても、なるほど・・・と、合点がいくのだが、関東地区よりも関西地区で特に視聴率が高かった理由をさらに考えれば、もしかしたらこのドラマは、むしろ、かつてテレビ放送されていた花登筺の原作『どてらい男(やつ)』に近いのではないかと想像した。
『どてらい男』は、大阪の商社である山善の創業者、山本猛夫をモデルとした立志伝である。
やられたらやり返すの反骨精神がストーリー上に溢れ、主人公を苛めるわき役たちがどういうしっぺ返しを食う破目になるかに、視聴者は興味津津だった。
主人公の胸の空くような報復が売りのドラマは、いつの時代も当たるようである。
関連記事