ツイッターは怒り発散の場
ツイッターは怒り発散の場
ネット記事を読むと、ツイッター上に書き込まれる「怒りのツイート」が、増え続けているという。
嬉しかったり、楽しかったりした経験を書き込む人たちももちろん多いのだそうだが、それについで何かに不満をもっている人たちの書き込みが、やけに多くなってきているのだそうである。
ある実験では、「喜び」「悲しみ」「不安」「怒り」などの感情のうち、もっとも伝染しやすい感情は「怒り」だという結果も出たらしい。
「怒り」は、それだけ人間の本意を発散しやすい感情なのだと思われる。
「喜び」や「悲しみ」や「不安」は、同情という形でしか表現できないので、その人の本当の気持ちを理解できているかといえば、甚だ疑問である。
しかし、「怒り」に関しては、相手の怒りを自分の怒りとして形を変えさせ、さらに強力なものにすることは比較的容易なのだそうだ。
しかも、「怒り」は、仲間を引き込みやすいという特徴も兼ね備えているため、集団を形成しやすい感情ともいえるのである。
これまでは、慰めや互いの褒め合い、喜びの分かち合いが主流だったインターネット社会だが、これからは、主に「怒り」を発信するためのツールに特価する可能性もあるとのこと・・・。
確かに、ネット上の相談事には、自らの怒りに対する他者の共感を得ようとする投稿が多い。
「人は悲しくて泣くことはない。怒りや悔しさで泣くのだ」
そんな言葉がやけに納得できる記事であった。
<今日のおまけ>
「ジェネレーション天国」を観ていたら、マンゴー世代(10代~20代)が「秋」を感じるのは、コンビニのスイーツコーナーやハンバーガーに秋限定の商品がお目見えした時----と、いうのには何とも驚いた。
マンゴー世代は、そんなせせこましい場所でしか「秋」を感じることが出来なくなっているのかと、情けなく思うとともに、それだけ彼らの周囲からは人間が本来親しむべき自然や季節感が遠ざかってしまっているのだと考えると、恐ろしくもあった。
日本人が生まれ付きもっていた四季を愛でる繊細な情緒は、これから何処へ行ってしまうのだろうか?
とはいえ、日本の季節自体が昔とは変わり、近頃は夏と冬が長く、春と秋が短くなっていることも事実ではあるのだが・・・。
関連記事