ちょっと、一服・・・・・33
~ 今 日 の 雑 感 ~
ブログの書き方
最近、気が付いたのですが、ブログの書き方には、大雑把に分けて二つの種類があるんだなァ・・・と。
一つは、しっかりと読み手を意識している
演説型。もう一つは、書き手が自分の思いの丈を自由に述べる、
独白型です。
わたしのブログは、間違いなく前者に属していますね。まあ、時々怒りにまかせて、独白型に近くなることもありますが、やはり、そこは、読んで下さる方たちに、あまり不愉快にならない程度にしておこうと、一応ブレーキレバーには常に手を掛けているつもりなのです。
そういう演説型ブロガーは、時に、自分に起きている悩みや問題を、読み手に出来るだけ客観的に伝えようとすることで、本当の気持ちとはやや異なった説明の仕方になりやすく、真実を赤裸々にブログに綴ることが苦手なようです。
そんな訳で、自分の失敗や悪い点を書いているつもりでも、それを書き進めて行くうちに自分でも気付かぬまま、いつの間にか、自分のことを正当化してしまっていることも少なくありません。そのため、読む側に言わせれば、「結局、あんたは何が言いたいの?」と、いうことになってしまいがちなようで・・・・。
もっと素直に自分を表現出来ればいいのでしょうが、それが、演説型には、存外に難しいのです。そこで、ブロガーによっては、頂くブログコメントも大概において、辛辣なものになるか、逆に、温か過ぎるものになり、ますます自分の立ち位置を見失ってしまうことになるようです。
今から五年ほど前に、わたしの家へよく訪ねて来ていた若いビジネスマンが自殺しました。奥さんもお子さんもいらした三十代の男性でしたが、とにかく全てにおいて真面目な頑張り屋で、いつも一生懸命な好青年でしたので、わたしの両親もとても信頼していた青年でした。
そんな彼が、ある日、実に深刻そうな顔でやって来て、「会社のセールスのノルマがきつくて、本当に疲れる。休日ぐらいはゆっくり休みたいと思っても、女房が家族サービスをして欲しいというので、何処かへ遠出をしなければならず、身体がもたない」と、珍しく弱音を吐いたので、わたしの両親は、「会社よりも自分の身体の方が大事なのだから、ノルマがこなせず給料が下がっても、充分に休んだ方がいい。奥さんにも事情を話して、理解してもらうべきだ」と、助言したのですが、その翌々日、彼の会社へ仕事の話で電話をかけたところ、その会社の事務の女性が、「〇〇さん、今日は出社していません。昨日、自宅で亡くなりました」と、いうので、わたしたちは、愕然としました。
つまり、彼が最後の最後に本心を吐露したのが、わたしの両親へだったのです。あまりに、悲し過ぎます。何故、ご自分の両親や、奥さんに、その話が出来なかったのでしょうか?どうして、そこまで思い詰めるまで、本心を明かすことが出来なかったのか-----。それこそ、彼の「プライド」が、それを許さなかったのかもしれません。
話が少々横へそれましたが、演説型のブロガーさんのブログを読ませて頂いていますと、時々、そういうガラス細工の心を、あえて美辞麗句で飾っているように思える方がおられます。そういう方は、もっと自由に本音を書かれてもよいのではないかと思います。そういうブロガーさんの記事を読みながら、文章の間に見え隠れする、脆さや、痛々しさが、何となく判るのです。
頑張ることも、虚勢を張ることも時には大事です。でも、息抜きは上手にして頂きたいのです。取り返しのつかない結果を招く前に-------。老婆心ながら、ふと、そんなことを考えています。
*** 写真は、バラのコサージュです。ついに、背景飛ばしに成功しました!
しかーし、これは、ririchiさんがご指南下さった方法プラス自己流の合作なのです。わたしのカメラでは、こんな姑息な手段を遣わないことには、どうしても上手に背景が飛ばないのです。でも、なせば成る!ちょっと、感激です!
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