デジカメ化の悲哀・・・・・75
~ 今 日 の 雑 感 ~
デジカメ化の悲哀
デジカメ化-----である。カメハメハ-----ではない。
すみません。ちょっと、ふざけました。
では、真面目に------。
最近、わたしの身の回りで、何軒もの写真屋さんがお店を閉めました。
いずれも、わたしが、かつてフィルム写真を撮りまくっていた頃に懇意にして頂いた、地元に古くからある写真屋さんです。
カメラのデジタル化の波に乗り切れずに、店じまいを余儀なくされたとのこと。
撮影の仕方や、カメラのレンズの選び方、手入れの方法など、親切に教えて下さったお店だったので、本当に、残念でなりません。
デジタルカメラは、年々、すぐれた機能の物が販売され、それも、自宅でプリント出来るような便利な世の中になって来て、写真店の利用価値が下がって来てしまったということが、閉店が続く理由なのでしょう。また、フィルム写真を撮る人が極端に減ってしまったということも、要因の一つなのかもしれません。
デジタルカメラは、性能もよいため、色々な遊び方が出来ますし、写真も、玄人はだしの素晴らしい物が撮れますから、今や、一億総写真家時代といっても過言ではありません。
でも、わたしは、やはり、フィルム写真が好きでした。ネガの良し悪しをレンズを使い、自分の目で確かめる時の、あのドキドキした気持ちは、デジカメにはありませんし、焼き方で、様々な顔が写真に生まれる楽しみは、自分という人間の個性その物を印画紙に刻みつけることができました。
街を自動車で走り、その写真屋さんのお店にシャッターが固く閉ざされているのを見るにつけても、時代の流れと、歳月の経つ虚しさを感じ、ほんのちょっぴり、胸を熱くする自分がいるのです。
*** 写真は、フィルムで撮影したもので、印画紙は絹目です。
<今日のおまけ>
では、カメつながりで------。
皆さんは、通称
ミドリガメという生き物を飼ったことがありますか?
わたしは、カメとか、蛇とか、爬虫類系は苦手なものですから、飼ったことはないのですが、よくお祭りの夜店などで売っているこのミドリガメ、------実の名を
ミシシッピー赤耳ガメというそうで、今、日本中の池や沼で大繁殖しているのだとか。
はじめは、その小ささが可愛いと飼うのですが、次第に大きくなって来ると、緑色も薄れ、可愛げもなくなるということで、ある程度の大きさまで成長すると、捨てられてしまうのだそうです。
しかし、カメは、それからも成長を続け、大きくなると甲羅の直径が30センチにもなり、体重も2キロほどにもなるとのこと。
このままでは、日本の水辺は、ミシシッピー赤耳ガメで覆い尽くされてしまうそうです。
ミドリガメを飼っている皆さん、くれぐれも、大きくなりすぎたからといって、安易に捨ててしまうような行為は、しないで下さいね。
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