思い出の朝食・・・・・190
~ 今 日 の 雑 感 ~
♣ 思い出の朝食 ♣
皆さんは、「出来たらもう一度、あの時の朝食を食べてみたいなァ・・・・」なんて思うことはありませんか?
わたしには、あるんですよね。
実は、わたし、大学生の時は、四年間ずっと大学の敷地内にある学生寮で暮らしていたんです。
白雪姫に出て来る魔女のような寮母と、その弟子のように陰険な先輩たちに日々悩まされながら、それでも、四年間何とか過ごしました。我ながら、よく我慢したと感心します。それでも、今よりは、まだかなり素直だったからでしょうね。(爆)
そんな、はっきり言ってさほど居心地のよくなかった寮生活でしたが、そんな中でも、許せることがただ一つありまして、それが、寮で食べる朝食だったのです。
わたしは、早起きは苦手な方ですが、この朝食を食べたいばかりに、頑張って早起きをしていたくらいです。
寮での食事は、地下一階の食堂で食べます。テーブルが幾つも並べられている食堂は、かなり広く、わたしは、だいたいいつも決まったメンバーとテーブルにつきます。
朝食は、ほとんど毎日同じメニューでしたが、食パン、ゆで卵、ハム、紅茶、バター、ピーナッツバター、ジャムなど、ごく限られた、正直、何のことはない献立なのです。
しかし、紅茶は、紅茶だけ、ミルク入り紅茶、砂糖入りの紅茶と、三種類あり、この三種類とも、熱々で、本当においしいのです。わたしは、特に、ミルク入り紅茶が好きで、こればかりを飲んでいました。
そして、絶品なのが、ハムです。大きくて、分厚く、正に至福のおいしさでした。契約牧場から直送の特別なハムだったらしく、わたしは、その後、このようなおいしいハムを食べたことがありません。
お歳暮などで、高級なハムを頂いたりすることもありましたが、とても、この味には敵いません。このハムを、バターを塗ったパンにはさみ、一口かじる時の幸福感は、今でも鮮明に思い出します。
ハムを食べない時は、バターを塗ったパンにゆで卵をバラバラにしてはさみ、塩を少し降りかけて食べるのですが、これもまた、卵がおいしくて、この食べ方は、未だに家でもやっています。
また、ピーナッツバターが、ちょっと、そこら辺では手に入らないようなまったりとしたコクのあるもので、これが好きな友人は、毎朝、こればかりをタップリとパンに塗って食べていました。
そして、この朝食を食べると、よし、今日も頑張ろうと、いう気持ちになったものです。
わたしの思い出の朝食は、このようなものですが、皆さんの思い出の朝食は、何ですか?
<今日のおまけ>
わたしの祖母が昔よく言っていた言葉に、
「男の腐った奴は、元に戻るが、女の腐った奴は、とことん腐り続けるだけだ」と、いうものがあります。
つまり、それだけ、女の子は、きっちりと育てないと、碌な物にならないと、いうことなんでしょうね。
確かに、わたしの周りにも、そんな失敗作がいます。
それから、祖母は、こういうことも言っていました。
「バカと外人は、褒めてはいけない」-----これも、謙虚さを知らない人間は、褒められると図に乗って、ますます愚かな行動を取ると、いうことのようです。明治生まれの人間は、物事をはっきりといいますね。
最近は、遠慮や奥ゆかしさなど全く理解出来ない人間も増えていることですから、むしろ、はっきりと欠点を指摘してやった方が、親切なのかもしれません。
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