いったい、ど~なっているんだ?・・・・・197

ちよみ

2009年10月09日 20:59

~ 今 日 の 雑 感 ~


いったい、ど~なっているんだ?



    信濃グランセローズの今久留主成幸監督(42)が、今季のチーム成績低迷の責任をとり、辞任する意向を固めたとのことである。今久留主監督の「チャンスは平等に与える」と、いう理念は評価できるものの、球団経営は、ファンあってこそ、スポンサーが付いてこそ成り立つというものである。

    潤沢に運営資金のあるNPBの球団ならばいざ知らず、弱小BCリーグでは、まずは結果を出してからの選手育成ではないだろうか?今、球団に求められているものは、「勝利」の二文字以外にはないと、わたしなどは思うのだが・・・・。

 
    と、いう訳で、本題に入る。

    今日、親戚の伯父夫婦と話をしてるうちに、「いったい、ど~なっているんだ?」と、思えるような会話になってしまった。

    わたしがこの前ブログに書いた、叔父が最近退院したので、その話題になった時のことである。この叔父が入院して八時間にも及ぶ大手術をしたことは、わたしは、この伯父夫婦から逐一詳しく聞かされてきたのである。それも、聞いたのはわたしだけではない。わたしの両親も、従弟たちも、皆この伯父夫婦の話で知ったのである。

    そこで、退院した叔父の近況を訊こうと、「最近、通院しているって聞いたけど、通院治療は、何処でやっているの?」と、持ちかけたのだが、伯母の返事は、「外来で治療してもらっているらしいけど、詳しくは知らない」と、いうものだったので、「じゃァ、最近は叔父さん夫婦には会っていないんだね」と、いうと、「いいや、つい先日も会った」と、言う。

    わたしが、「大きな手術をした後だから、大変だね」と、いうと、伯母がいきなり、「で、結局、叔父さんは、何で入院したんだっけ?」と言い出した。

    「どういうこと?だって、叔父さんの病状について詳しく教えてくれたのは、伯母さんたちじゃないの」

    わたしが仰天して言うと、伯母は、「そんなこと言ったっけ?」-----「だって、その手術の日も、大勢で病院へ押し掛けて、看護婦さんたちの顰蹙を買ったんでしょ?」-----「そうだったかな?」

    いったい、ど~なっているんだ?と、わたしは、自分が一瞬何か勘違いをしていたのかと、自問自答した。しかし、わたしの記憶に間違いはない。だから、わたしが叔父の病気を説明すると、今度は伯父が、「へ~、そんな病気だったとは知らなかった。それじゃァ、かなり重い病気なんだ」と、今更ながら驚いたようなことを言う。

    わたしには、訳が判らなくなり、「やばいぞ!ついに夫婦そろって認知症か?」と、思った時、それまで台所で夕飯の用意をしていた従姉が、部屋へ入って来て、わたしにこう言った。

    「お父さんは、自分が同じような病気になれば嫌なので、その話題は極力避けるようにしているんだよ。だから、自分の中で、知らなかったことにしている訳。で、お母さんは、叔父さんが大きな病気になったことが、一種のイベントのように感じて面白がっていたんだけれど、退院してしまって、お見舞いに行く楽しみがなくなってしまったので、もうどうでもよくなってしまったのよ。もともと、叔父さんがどんな病気かなんてことには興味がないから、その程度の認識しか持っていなかったってことよ。そうだよね?」

    従姉が話した途端、二人の顔色が変わった。

    どうやら、図星だったようである。

    何という、自己中な夫婦なんだ。人の生き死にを、親戚が寄り合うためのきっかけが出来て嬉しいぐらいにしか思っていなかった訳だ。まったく、呆れた人間たちである。

    しかし、年寄りなんて、大方こんな物なのかもしれない。他人の葬式には、嬉々として集まる。そんなことでも、人と話が出来る場所があれば、それで満足なのだ。

    かつて、わたしの家の近所に住んでいた高齢の女性が言ったことがある。

    「救急車のサイレンが聞こえると、今度は誰の番かって、ウキウキするよね」

    でも、その「今度」は、その女性の番だったんだけれどね・・・・・。

    
<今日のおまけ>

    わたしの家の近所にある老舗お饅頭屋さんのご主人が、救急車で病院へ運ばれました。

    わたしの家へたまたま来られた、奥さんに話を伺うと、ご主人が搬送された理由が、何と「凍傷」だというのです。今の時期に凍傷など、山にでも登ったのかと訊きますと、そうではなく、お饅頭屋さんには、和菓子の材料を保存しておくための畳二畳分ほどの広さの冷凍庫があるのだそうで、その中にご主人が閉じ込められていたことを、家族の誰も気が付かなかったのだというのです。

    その冷凍庫は、以前から扉が壊れていて、中から空けることが出来なくなっていたので、庫内へ入る時は、扉を開けっぱなしにして、何かをつっかえ棒に固定しておいたのだそうですが、ご主人が入った時、運悪く、そのつっかえ棒が外れてしまい、扉が閉まってしまったのだということでした。

    中から扉を開けられないため、ご主人は家族が気が付くまで、ずうっとその冷気にさらされていて、足の指が凍傷になってしまったのでした。しばらくは、入院する必要があると言われ、個室に入っているそうです。

    流石に、老舗お饅頭屋さんのご主人だけあって、端からVIP扱いです。奥さんは、もう、何とも言えないような心配顔で、「これから、また看病に行って来る」と、帰って行きました。

    家の中の事故も、怖いものだと思いました。
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