投票所は何処だ!?・・・・・659
~ 今 日 の 雑 感 ~
投票所は何処だ!?
今日、7月11日は参議院選挙の投票日。
投票人用紙を持って、いつもの投票所へ散歩を兼ねて出かけたのだが、その場所の前まで来ていつもと雰囲気が違うことに気が付いた。
入り口に紙が貼ってある。
「投票所は、〇〇〇に変わりました。そちらへ行って下さい」
なに~~~!?
ここまででもやっとの思いで歩いて来たというのに、これからまだ数百メートルも歩かなくてはならないのか?
それも上り道を!
一瞬、もうここで帰ろうかなァと、思ったが、せっかくここまで歩いて来たのだから、もうひと踏ん張りして行こうかと、悲壮な決意をし、新しい投票所へと向かった。
ところが、その場所まで行くと、今度はそこの入り口の扉が開かない。
押しても引いても開かない。
な、なんだ、これは!?
そんなにわたしに投票させたくないのか?
そこへ、やはり同じように入り口が判らず戸惑う男性がやって来て、
「投票所が変わったっていうんで、来てみたんだけれど、これじゃァ入れない。もしかしたら、まだ別の入り口があるのかもしれないから、見て来ますよ。ちょっと待っていて下さいね」
親切にも、他の入り口を探しに行ってくれて、ようやく入ることが出来た。
投票所の中に入ってまず気付いたことは、選挙の投票立会人の数がいつもに比べ圧倒的に少ないことだった。
要するに、これこそが民主党の目玉商品『事業仕分け』の効果なのだ。
自治体への選挙関連予算が仕分けられたせいで、投票所までが統合され、立会人の数も減らされたのだ。
きっとそうだと思う。
まあ、一日1万6000円もの無駄なバイト代を立会人に払うくらいなら人数制限するのは良いことだが、これは、足の悪いお年寄りたちにはかなりきついだろうと思う。家族といっしょに自動車で来ることが出来るお年寄りはいいが、足の弱い一人暮らしの老人などは、たぶん投票を断念した人が大半だったと思うのだ。
そんなことで、これからはインターネット投票が主流になるのかもしれないが、お年寄りにネットの扱いは無理だろう。
これからの時代は、ますます高齢者の意見が政治に反映されない日本になるのではないかと案じられた日であった。
<今日のおまけ>
「候補者名前は書いたけれど、比例代表って何だか判らなくて、白紙で出しちゃったわよ。何なの、あれ?」
投票所から出て来た八十歳ぐらいの女性が、後ろから来て、わたしに声をかけた。
「比例代表というのは、候補者の名前か政党名を書けばいいんですよ」
わたしは答えたが、女性はまだよく飲み込めない様子で、
「こんなところまでヤクヤク(やりたくもないのに頑張ること)来たっていうのに、これじゃァ意味ないわよね」
と、言う。やはり、判りにくい比例代表って、必要ないんじゃないのかな?
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