嘘をつくなら一歩近づけ・・・・・671

ちよみ

2010年07月17日 19:56

~ 今 日 の 雑 感 ~


嘘をつくなら一歩近づけ




    あなたがどうしても相手に嘘をつかなくてはならない時、近くで話をするのと、やや遠くから語りかけるのとでは、どちらが嘘をつきやすいですか?

    おそらくは、やや遠くから話した方が嘘をつきやすいと思います。

    人間の心理としては、面と向かっては嘘をつくのがどうしてもはばかられ、無意識に相手との距離を取ろうとするのが普通なのです。

    そのため、どうしても自分の嘘を相手に悟らせないようにするためには、むしろ、一歩相手へ近付くように距離を詰めてから話を持ち出すことが大切なのです。

    人と人との距離には、実に微妙な影響を及ぼす効果があり、誰かを自分の意見に賛成させるためには、そのターゲットとの間を50センチほどに保つ必要があると言われています。

    この50センチという距離感は、ちょうど片方の人が腕を伸ばした長さで、相手の肩に触れるのに適した距離でもあります。

    かつてのソ連のゴルバチョフ書記長は、この距離を称して「相手と足で蹴り合える距離」と、言ったそうです。

    つまり、他人同士でもそれだけ親密な話し合いが可能な距離だということなのです。

    また、面白いことに、会議などで自分から離れた席に腰かけた人は、自分に対して批判的な考えを持っている人だと思いがちですから、そういう離れた位置に腰かけた人がむしろ好意的な意見を述べた時、人は、「あいつは、わたしに対してごまをすっているんだ」と、受け取るのだそうです。

    ところが、少し遠くに座る人は自分に批判的な考えを持っているに違いないと、思い込んでいる場合、そのやや遠くに座っている人がその通りに批判的な意見を述べた時、人は、「これは、わたしのためにあえて苦言を呈してくれているのだ」と、肯定的に受け取ることが多いのだとか----。

    つまり、相手を褒める時は、片腕を伸ばしたくらいの近距離で話し合い、相手の意見を否定したり苦言を呈する時の距離は、お互いが腕を伸ばし合い指先が触れるくらいの距離が、相手に無用の反感を抱かせずに説得できるベスト・スタンスだといえるのだそうです。    
<今日のおまけ>

    今日の雷はもの凄かったです。
    
    買い物の途中で稲妻が山頂に向かって何本も落ちるのを見ました。

    その稲光の幅の広いこと。まるで、帯のように幅広の光がドスンッ、バリバリッと、地響きを立てて落ちるのです。

    しかも、こちらの自動車の走る方へ、どんどん稲妻が追いかけて来るので、とにかく焦りました。

    自然の力は恐ろしいですね。



    では、手元に紙を用意し、山の絵を描いてみて下さい。

    どんな山が描けましたか?

    1)  左右対称の山

    2)  右の半分が左よりも高くなっている山

    3)  右の半分が崖に近いような急斜面になっている山

    1)のような山を描いた人は、コーシャス・シフトの事なかれ主義者。常にリスク回避を考えていて無難な答えを出す人です。

    2)のような山を描いた人は、リスキー・シフトの楽観論者。何とかなるさと、考える人です。

    3)のような山を描いた人もやはりリスキー・シフトですが、悲観論者で、ダメもとでやってしまおうという破れかぶれ型です。
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