あなたの自己中度・・・・・676
~ 今 日 の 雑 感 ~
あなたの自己中度
あなたは、自分が好きですか?
世の中で一番大切な物は、自分ですか?
親よりも子供よりも、自分が大事ですか?
次にあげる項目の中で、あなたはいくつ当てはまりますか?
1) 自分について考えることが多い。
2) いつも自分の感情に注意を向けている。
3) いつも自分を理解しようと努めている。
4) 自分の行動の理由をよく考える。
5) 自分の気分の変化に敏感だ。
6) 自分を細かく調べる傾向がある。
7) いつも自分を意識している。
8) 何かに熱中している時も、自分の心の動きを意識している。
9) 自分を主人公にした空想を良くする。
10) 時々、自分を外から眺めてみる。
さあ、如何でしょうか?
もちろん、〇が多い人ほど自己中度は高い訳ですが、自己中にも二つの種類があり、一つは、「
公的自己意識が強い自己中」で、もう一つが「
私的自己意識が強い自己中」です。
「公的自己意識」の方は、自分が他人からどう見られているかを気にする自己中で、「私的自己意識」の方は、自分自身が自分に関心があるという内向きの自己中です。
先日、トーク番組でタレントの若い女性がこんなことを話していました。
「わたしは7歳の時に、自分の可愛さに気付き、今では一日100枚もの自分の写真を撮っている。麺類を食べている時の自分の口付きも好きで、麺をすすりこみながらガラスに映る自分の姿をつい見てしまう。わたしは、自分が大好きなんです」
彼女は、間違いなく他人の目を気にする「公的自己意識が強い自己中」だと思われます。
そして、もしも、あなたの周りにこんなことを口癖のように言う人がいたら、その人はきっと「私的自己意識の強い自己中」です。
「自分は、こんなに頑張っているのに・・・・」「わたしの方がうまくやった」「わたしばかり一生懸命にやっている」
こういうことを頻繁に言う人は、相手の貢献度よりも自分のやったことの方をはっきりと思い出すなど、自分を高めに評価する性格の持ち主です。
こういう人は、女性よりも男性に多く、休日に珍しく家事を手伝ったことを何年経っても「おれは頑張った」と、言い続けるタイプなのです。そういう時、その男性の頭の中には、毎日その何倍もの家事をこなしている妻の存在はみじんもありません。
わたしの家の近くでコンビニを経営するご主人も、「おれがやっている店だ」と、言いますが、ご主人が店に出ることはほとんどなく、打ちっぱなしのゴルフセンターなどで遊んでいる間、奥さんがお店を切り盛りしていることは、ご主人の頭の中にはまったくないようなのです。
ある時、奥さんは、「あなたがやっている店だというのなら、ゴルフへ行く時はお店を閉めて行って下さいね」と、皮肉っていました。
こう考えると、どちらかというと、
女性は他人の目を気にする「
公的自己意識が強い自己中」度が高く、
男性は自分のことにしか意識が向かない「
私的自己意識が強い自己中」度が高いということが言えるのかもしれません。
まあ、どちらも厄介な「自己中人間」ではありますが・・・ね。
<今日のおまけ>
男性がイメージしやすい女性らしさは、従順で謙虚、男性に依存、美しくて可愛い、気持ちが細やか、仕事には専心的でない。
一方、女性がイメージしやすい男性らしさは、頭がよくて学歴があり、線が太くて指導力がある。背が高くて仕事に専心、視野が広く活動的で自信に満ちている。
しかし、世の中にどれだけそのような男女がいるでしょうか?
皆、自分のことは棚に上げて、理想的な男女像を思い描いているだけなのです。
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