~ 今 日 の 雑 感 ~
カンニング事件に思う
大学入試カンニング事件を引き起こした予備校生、「どうしても合格したかった」と、言っているそうだけれど、もともと、かなり頭の良い優秀な生徒だったそうですね。
本人は、単独で実行したと言っていますが、果たしてどうなんでしょうか?
カンニングはしたものの、早稲田大と同志社大は、合格していたとのこと・・・。
センター試験があまり出来が良くなかったので、焦ったという話ですよね。
一応、合格者として扱ったのちに、処分を考えるとの大学側の意向らしいけれど、何だか虚しい感じがします。
どうして、もうワンランク偏差値が下の大学を受験しようと思わなかったのでしょうか。
大学のブランドだけに固執した結果が、偽計業務妨害の罪で逮捕です。
いったい、何を勉強しに大学へ入りたかったのでしょうね。
将来は弁護士になりたかったようですけれど・・・。
それにしても、今の子供たちは、生まれた時から携帯電話が身近にあって、これが時計であり、カメラであり、辞書であり、スケジュール帳であり、コミュニケーション・ツールでありと、もはや、身体の一部と化しているようですね。
判らないことは、携帯電話で調べればいいと、いうのが常識だから、コピペなどは当たり前、知らないことは「ヤフー知恵袋」へ訊けば解決してくれるということまで、彼らにとってはごく普通の日常的手段だったのでしょうね。
そして、ついに受験問題も判らなければ「ヤフー知恵袋」へ訊いてしまえばいいのだと、考えが飛躍してしまったのかもしれません。
案外、これがカンニングだという認識さえなかったのかも・・・・。
周りが騒ぎ出したことで、初めて「エライことをしてしまった」と、気が付いたのかもしれません。
世の中が便利になればなるほど、人間のモラルが壊れて行きます。これまで、やってはいけなかったことが、やって良いことになるのです。
わたしが学生だった頃は、好き嫌いのある子供は、いけない子供でした。
たとえ、どんな理由があっても、給食は残さず食べなければ叱られました。
でも、今は、子供の食物アレルギー体質が公認され、シックハウス症候群が認められ、親の要望があれば授業中にガムをかむことも教師は注意出来ないそうですよね。
試験会場に携帯を持ち込むことが禁止できないとしたら、携帯を駆使しても解けないほどの超難問を試験官は考えて出題するしかありません。
つまり、会場へ入ったのちは、一時間や二時間では答えが出せない個別論文形式のような試験を行なうか、携帯電話が一切使用できない口頭試問形式にするという方法しかないのではないかと思います。
<今日のおまけ>
わたしが通っている病院の売店は、野菜や果物がとても安くてお得です。
いつも、多めに買って来てしまいます。
以前、欲張って買いだめし、大きな袋をぶら下げているところを、担当医の先生に見られてしまい、先生は、やや呆れ顔で笑っていました。
先日は、ホウレンソウがお買い得で、家へ帰ってさっそくお浸しにして食べました。
柔らかくて、すっごく美味しかったです。