飼い主のエゴを許せるか?・・・・・1016

ちよみ

2011年04月21日 12:01

~ 今 日 の 雑 感 ~


飼い主のエゴを許せるか?




    大震災のニュースに、被災地の避難所へ連れて行けないペット事情の特集がありました。

    「避難所で犬や猫と一緒にいられないなんて、ひどい!ペットだって愛する家族なのに、どうして避難所に入れてはいけないの?」

    という愛犬家、愛猫家からの声が被災地で上がったのだそうです。

    (まあ、そんなこともあるだろうとは思っていましたが、案の定、文句を言いだす飼い主が現われたのですね)

    確かに、家族同然のペットと離れ離れになるのは耐えられないという飼い主の気持ちも理解できなくはありません。

    しかし、一方で、動物アレルギーを持っている人も多く、鳴き声や臭いが我慢できないという人も多いのも事実です。

    小さな子供のそばに、他人の家の飼い犬がいるというのも親にしてみれば不安でしょう。

    では、どうしてもペットと一緒に避難所へ行きたいという人に一つ訊いてみたいことがあります。

    ペットが家族だというのなら、農家で飼っている馬や牛も家族ですよね?ニワトリやアヒル、ヤギやヒツジだって、家族ですよね?しかも、彼らは、犬や猫と違い、単なる癒し効果だけでなく、乳を出したり卵を産んでくれたり、しっかりと労働力にもなっているのです。

    (うちの親戚では、タヌキやウサギ、ブタも飼っていましたが、実に可愛いものだといいます)

    もしも、そんな農家の人が被災して、ペットの家畜と一緒の避難所で暮らしたいと言ったら、愛犬家、愛猫家の人たちはどう答えるのでしょうか?あなたの眠る頭の上で、他人の家の牛や馬が尿や糞をすることも許せますか?

    要は、そういうことなのです。

    自分の飼っているペットだけは特別だ----などという考えは、少なくとも避難所生活では通用しません。

    だからこそ、あなたの愛犬や愛猫には、非常時以外の時には、とびきりの愛情をこめて接してあげればいいのです。

    万が一、別れが来た時に後悔しないように・・・。




因みに、わたしならペットと一緒の避難所など絶対にご免です。

たとえ、どんなに可愛い犬や猫だろうと、これは譲れません。

うるさかったり臭いのは、人間だけで十分ですから!




    
<今日のおまけ>

    先日のNHK連続テレビ小説「おひさま」----主人公たちがおしゃれをして松本高校へ遊びに行くというシーンを観ていて、何処かで見たような場面だなァ・・・と、思った。

    そうだ、思い出した。

    わたしたちが大学生の時、女子グループで防衛医大の文化祭へ行った時が、ちょうどこんな感じだったんだ。

    おしゃれしまくりのキラキラドレス集団のわたしたちは、所沢にある防衛医大のキャンパス内でかなり目立っていた。

    あれから随分の月日が経ったけれど、わたしの精神年齢は、あの頃からほとんど変わっていない。

    あの時着ていたセミロング丈のチェック柄のワンピースも、まだちゃんと取ってある。

    さすがに、今は着ることもないけれど、「おひさま」を観ていて懐かしく思った。


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