サスペンスドラマの嘘・・・・・1029
~ 今 日 の 雑 感 ~
サスペンスドラマの嘘
サスペンスドラマを観ていて、「こんなのあり得ない」と思うシーンが、死体を発見した際の俳優の驚きですよね。
山道を歩いていた登山者が、林の中に遺棄されている遺体を偶然見付けて、腰を抜かさんばかりに仰天する。
「ギャアァァァ~~!!」
なんて、ものすごい悲鳴をあげながら。
でも、実際にこんなことが起きたら、人間はほとんど声など出ないのが普通なのです。
本当に思いがけないパニックに陥った時、人は無口になるものなのだそうで、悲鳴をあげるのは、「もしかしたら、何かあるかも・・・」などという恐怖予感を覚えながら歩いているような場合なのだとか----。
つまり、「お化け屋敷」などで、物陰から幽霊に扮したスタッフなどが現われたような時は、それは天をもつんざく絶叫を発することになるのです。
しかし、まったく何の予備知識もないのに、突然、遺体発見!などとなれば、ほとんどの人はまず絶句してしまうのです。
そして、そんなドラマティックなことがなくても、思いがけず会社の重役とエレベーターの中で二人きりになり、どうしたらいいものか判らなくなってしまったとか、大事なプレゼンの最中にいきなり頭の中が真っ白になってしまうようなことが度々起きた経験を持つ人は、やはり、パニックに弱い性格ということがいえるようです。
そういう人は、重要な会議や面接などに臨む際、手首に輪ゴムをはめておくのも、パニックを回避できる一つのテクニックだそうで、身体がこわばったり、口の中が渇いて来てしまった時は、その手首の輪ゴムをパチンとはじくと良いのだそうです。
痛みは、気分転換をさせてくれますし、また、もしも、人目が気になりゴムをはじくことが出来ない時も、おまじないの輪ゴムをはめているのだ----と、いう気持ちがパニックを抑える働きをしてくれるのです。
これは、パニックによる思考停止を促す神経回路を、強制的に遮断する「ストップ法」と呼ばれる予防策なのだそうですよ。
<今日のおまけ>
今日はとても暖かく、過ごしやすかった。
ようやく五月らしくなって来たようだ。
夕方、「共同浴場へ来たが鍵をなくして入れない。ドアを開けてもらえないか?」と、いう近所の高齢女性がやって来たので、一緒に行って鍵を開けた。
最近よく、外湯で鍵をなくすという近所の人の話を聞く。
ある女性は、入る時は持って来た鍵を開けて入ったのに、出ようとしたら鍵がなくなっていたという。
他人の脱衣箱から間違えて鍵を持ちかえる人もいないだろうと思うのだが、奇妙な現象が続くものである。
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