それにしても・・・・・1020
~ 今 日 の 雑 感 ~
それにしても・・・
またぞろ、いつもの愚見ですので、あしからず。
それにしても、あの「わんこ」「にゃんこ」という言葉、何とかならんものかいね?
実際、いい大人が口に出す言葉じゃないよね。
昔、わたしも当時三歳の甥っ子に「ワンちゃん可愛いね」と言ったら、甥っ子は怪訝そうな顔をして、「おばちゃん、あれは犬だよ。大人なのにワンちゃんなんておかしいよ」と、鼻で笑われた。
わたしは、どちらかといえば言葉にこだわる方だと思うが、「うち」を「いえ」と呼ぶのも正直気が進まない。
「ねえ、うち来ない?」と訊く方が、「ねえ、いえ来ない?」と言うよりも断然自然だと思うのだが、いつから、「いえ」なんて変てこな呼び方をするようになってしまったのだろうか?
そんな時は、必ず、あなたのお宅は、「お家(いえ)」というほどに由緒ある家柄なのか?----と、訊ねたくなる。
それにしても、「わんこ」とか「にゃんこ」という大人の心理状態は一体どういうものなのだろうね。
その根底にあるものは、ある意味「照れ」なのか?
この言葉は、一種の謙遜として使われているのだろうか?
ある心理学者の説では、意図して幼児言葉を使う人は、相手に対して自分には敵意がないということをアピールしているのだというものであった。
そして、自分は決して怖い人間ではないことを暗に伝えているのだという。
大人ならば、他の言葉に「愛犬」「愛猫」という表現の仕方もあるだろうに、あえて「わんこ」「にゃんこ」というのだから、そこには、一見謙りつつのさりげないペット自慢が含まれているように思えてならないのだ。
わたしなどに言わせれば、むしろ、「うちのバカ犬」とか「我が家のお調子者猫」などと表現した方が、よほどそのペットに対する愛情が伝わるような気がするのだが・・・。
自己満足の呼び方は、案外、飼い主の意図とは逆に他人の反感を買う物でもある。
自分の子供に「ちゃん」付けをしている母親が、教師には押し並べて受けが悪いのと同じ理由がそこにはあるのだ。
まあ、いずれにしても、単なる個人的な意見だけれど・・・ね。
<今日のおまけ>
最近の犬猫は、実に愛想がない。
昔の犬や猫は、汚かったがそれなりに品があったし、人間への媚び方を知っていた。
長生きし過ぎて、動物本来の体質を忘れているのだろうか?
飼い主には何とかなつくものの、赤の他人にはやたら吠えたり威嚇する臆病動物が増えている。
要は、犬猫にも自分に自信のない物が多くなっているということだ。
つまり、飼い主の過保護が、動物の本能を殺しているといっていいだろう。
ペットへの過剰な溺愛は、ほどほどにした方が良いと思う。
関連記事