侵 入 者・・・・・1025

ちよみ

2011年05月05日 11:34

~ 今 日 の 雑 感 ~


侵 入 者




    昨日、従姉から何とも気持ちの悪い話を聞いた。

    従姉の知り合いのAさん宅では、少し前から奇妙な現象が起きているのだという。

    異変に気付いたのは、この冬のこと。

    朝出勤したAさんが自宅へ帰ると、電気炬燵の温度がいつも設定している弱から強に変わっていたのだという。

    その時は、自分の思い違いだったのかと思ったのだそうだが、次は、もっと奇妙なことが起きた。

    Aさんは一人暮らしなので、台所の調味料は塩や砂糖などのごく通常使う物しか用意していない。にもかかわらず、夕食を食べようとしたら、塩を入れたはずの調味料入れの中に何とも不思議な味のする物が入っていたのだという。

    別に、身体に害のあるものではなかったようだが、この時も、何かのはずみで塩の味が変わったのかも・・・ぐらいに思ったのだそうである。

    ところが、その後も、洗濯機の洗い方の設定が子供用衣類になっていたり、風呂の残り湯の中に虫が何匹も入っていたりと、異常なことが立て続けに起きた。

    そして、極めつけは、珍しく休日に自家用車で出かけようとしたところ、車体が錆びていることに加えて車内に生魚の臭いが漂っていることに気付いたのだった。

    Aさんは確信した。

    間違いなく誰かが自分の留守を狙って、家へ入りこみ、自動車まで勝手に乗り回している----と。

    しかも、車の移動距離を計算したところ、どうも新潟の海岸方面まで出かけているらしいことも判った。

    そこで、Aさんは、警察に相談。

    どうやら、無断家宅侵入者の目星も付いたようである。

    こういう不景気になると、これまで考えられなかったことが起きる場合があるようだ。

    あなたの家は大丈夫だろうか?

    帰宅後にスイッチを入れたテレビのチャンネルが、普段あまり観たことのない局に設定されていた----などということはないだろうか?





<今日のおまけ>

    「本当に、最近の観光客は歩かなくなったわね。街の中の名所を案内しても歩くのが嫌だって言うので、それならタクシーを使えば?と、いうと、お金を使いたくないと言うから、結局、ここまで来ても何も見ずじまいで帰ることになるわけよね。こんな怠惰な人たちばかりが増えたのでは、何のための観光旅行かって思うわよ。

    特に、50代後半から60代ぐらいの女性たちは、こういう傾向が強いわね。こんなに歩くことを面倒くさがっていると、きっと年をとった時、足腰が弱って介護が必要になるわ。食べることとしゃべることしか能がないなんて、呆れるわよ」

    ある女性が、わたしに話した。

    確かに、最近は特に、そういう傾向の観光客が多い。だから、街の中が閑散としているわけだ。

    長野市街地など比較的平たんな地域は、少しの間ならば綺麗に舗装された街路を歩いて観光することも出来るだろうが、こちらはそういう訳にはいかない。

    いい温泉に入りたければ、坂道を敬遠していては無理というものである。

    質が良く効能に優れた天然温泉というものは、たいてい山深い場所に湧き出るものだからだ。

    また、昔から、神仏のご利益を得ようとすれば、それなりの困難もつきものだと言われる。

    だからこそ、懸命にそこへたどり着くという意味も生まれて来るのではないだろうか。
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