人を好きになる法則 Ⅱ
人を好きになる法則 Ⅱ
人を好きになる法則に、「単純接触効果」があるということは以前に書きました。
人は、自分の身近にいる人を好きになるという性質を持っているということですね。
芸能事務所が新人タレントを売り出す時は、約一年間は、徹底的にそのタレントのテレビ露出を多くするように計画します。
人間は、いつも目にする人物や物質を好きになるものなので、新人タレントを出来るだけ視聴者の目に長時間触れさせる工夫をして、一気に人気を不動の物にしてしまおうと考えるわけです。
だから、一般人の場合も、気になる異性が現われた場合は、出来るだけその異性の近くへ行くようにして、自分の存在を常に相手に知らせておくことが大事なのです。
ドラマなどに良くあるパターンですが、彼との間がぎくしゃくしたことに悩んでいる女性が、親身になって相談に乗ってくれていた知人男性の方と結婚してしまう----などというストーリーが現実の物になることも、さほど珍しくない話です。
それと同時に、人が人を好きになる法則には、「類似効果」もあると言われるそうです。
つまり、人は自分に似ている人を好きになるということです。
その最も手っ取り早い効果が、趣味が同じというものです。
特に、スポーツ関係の趣味が同じ男女は意気投合しやすいと言われるそうで、カップルが結婚までたどり着く確率は、音楽やファッションの趣味が同じ男女よりも高かったということです。
おそらく、スポーツをしたり観たりする時のドキドキ感が、「吊り橋効果」を誘発し、恋愛感情をより高めることに一役買うからなのかもしれません。
<今日のおまけ>
新聞の広告欄にあった大手家電メーカーのコピー。
「(地デジテレビの操作で)わからないことがあったら、何度でもうかがいます」
でも、判らないことって、一日のうちに何度もあるんだよね。
その都度、お年寄りが孫に訊くように、「ちょっと、ちょっと、教えて」と言って、一、二分で解決しなければ意味がないと思うんだけれど・・・。
フリーダイヤルへ電話をかけて「〇〇をお訊ねの人は1を・・・」なんて音声ガイドを聞いている時間なんか正直ないのが普通でしょ。
だいいち、お年寄りなどは、そんな音声ガイドが流れた時点で怖くなって受話器を置いてしまうのが当たり前。
そういう現実を判っているのかな、メーカーさん?
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