自分のことしか考えない大人たち
自分のことしか考えない大人たち
このブログにも時々共同浴場のことを書くが、あの場所は、実に今の社会通念を表わしていると思う。
最近は、殊に、何かにつけて自分のことばかりを表現したり、自分が助けてもらったことは綺麗に忘れて、相手のことは頭から無視する人も少なくない。
褒められることは嬉しいが、褒め返すことが出来ない片手落ち人間も増えて来た。
自分が大事なのは誰も同じだろう。しかし、それだけでは世の中は立ち行かない。
自分が大事ならば、同じくらい他人も大事にしなければ、自身の信用をなくすばかりである。ところが、それが出来ない幼稚な大人が増えているのもまた事実なのだ。
今日、共同浴場へ行くと、お盆ということもあり、里帰りの人たちも入浴しにきているせいか、いつもよりも込んでいた。
そんな中、まだ二歳ぐらいの小さな男の子を連れた三十代の女性が入って来たのだが、お湯が意外に熱めで男の子が入るにはちょっと難しい温度だった。
しかし、水を入れることが出来る水道の前は、別の入浴者が座っていて使うことが出来ない。唯一使える水道は、湯船の向こう側にあるので、わたしが熱いお湯の中へ入り、その水道の蛇口をめいっぱい開けた。
まあ、温泉場育ちなので、熱いお湯には慣れている。
水道の前に陣取っている大人たちの一人でも場所を子供連れの女性にあけてやれば、男の子もすぐに湯船に入れたのに、彼女たちはそれをせず、水道に付いているホースをわざわざ自分の手前に確保してしまった人までいた始末だ。
それでも何とか温度も下がり、入浴出来るようになったが、小さな子供を見ても場所を譲る気配さえ見せない大人たちの態度に呆れるばかりだった。
<今日のおまけ>
今日も暑かったですね~~。
散歩の途中に各家の玄関を見ると、迎え盆のカンバ焚き(迎え火)のあとが黒く残っていました。
我が家にはご先祖の入る仏壇がないので、神棚を掃除し、燈明をあげ、お酒や天ぷらなどを供えました。
ところで、親戚に出した暑中見舞いの返事、未だに一通も送られてこない。
返事が戻らないどころか、届いたの一言もない。
ちゃんと直筆で返事を下さったのは、有名な漫画家の先生お一人だけだった。
来年からは、そういう不義理の人たちには出すのやめよう。年賀状も考えものだな。
関連記事