頭の体操

ちよみ

2011年08月12日 21:19

頭の体操





    ある心理学の本から----。

   


    次に上げる物の中から、釣り針を作るとしたら、どれが適しているか答えなさい。




    大根 トイレットペーパー 消しゴム ヒマワリ 鉛筆 カツオ 石鹸 頭髪 ロープ セロハンテープ 定規 
 
    鏡 マーカーペン 週刊誌 靴下 カメラ ミカン 雨靴 新聞




    答えは、カツオ(骨が釣り針になる)と週刊誌(紙を留める金具が釣り針になる)だそうです。

    でも、わたしは、カメラも良いのではないかと思います。古いカメラならば分解すると釣り針になりそうな部品が使われているような気もします。


    物事を考える際は、頭の中でもともとの形をいったん壊して作りなおす作業も大事だということです。

    つまり、物事を別の方向から眺めてみることも必要だということですね。

    斬新なアイデアを生み出すためには、他人と同じ発想ばかりしていたのではダメだということでしょう。既成の物を結びつけたり変化させることで、新しい物が誕生するのだということですね。

    最近、テレビCMで流行りの「ジュレタイプのポン酢」も、そうした物の一つだと思います。ポン酢は液体という概念を変えたところに、この新商品が出来たのでしょう。

    これならば、お弁当と一緒に持ち運びするのも便利です。

    しかし、これよりも以前からこのジュレを使い、便利な商品としていたのが「タレをジュレにした納豆パック」ですね。朝の忙しい時間に、いちいち小さな袋を破いてタレを出し、納豆へかけるのはとても面倒でした。ポン酢のジュレも、おそらくはこんなところからヒントを得たのかも知れません。

    自分は、いつもこうしているから人もこうだろうと考えていたのでは新アイデアは生まれませんね。

    和風の旅館やホテルなどで貸し出される草履や下駄は、見た目も美しく素足の人には便利ですが、靴下やストッキングを履いている人には鼻緒が邪魔で不便ですし、不特定多数の人が利用する場合、鼻緒の部分をよほど清潔に保たないと、皮膚炎などが感染する危険性もあります。

    では、この問題をクリアするにはどうしたらいいか?

    そういうことに発想の転換力を発揮することも、案外面白いかもしれません。



<今日のおまけ>



    今日も朝から暑いです。

    風は幾分涼しいような気もしますが、午後は判りませんね。

    それでも生真面目な日本人は頑張って節電の努力を惜しみませんから、今年は、皮膚科の医師が大忙しだそうです。

    大都市では、特に汗疹(あせも)患者さんの数がいつもの年の二倍から三倍になっているとのことでした。

    身体の一定の部分に汗をかいたまま放置することがないように、こまめに拭きとるか、水で洗うようにして欲しいと、ある皮膚科の医師はテレビニュースのインタビューに答えていました。


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