猛暑、酷暑、炎暑
猛暑、酷暑、炎暑
今日の長野県には高温注意報なるものが出ているそうだ。
これを称して、炎暑というらしい。
猛暑日、とか酷暑日という話は、これまでも何度か聞いて来たが、炎暑という言葉があるとは知らなかった。
既に、モーレツな暑さを通り越して、燃えるほどに暑いという意味なのだろう。
確かに、トタン屋根の上では、目玉焼きも焼けるかもしれない。
そんな炎暑の中、我が家の父親はご近所の告別式へ出席している。
今年は、本当に身近な不幸が重なった。
まだ、亡くなるはずがない、昨日まで元気だったのに----と、いう突然の亡くなり方をした人までいたくらいだ。
芸能界や、スポーツ界にも考えられないような亡くなり方をした人が何人もいる。
東日本大震災が何らかのきっかけになっているのだろうか?
ただ、JFL松本山雅の松田選手の心筋梗塞について、ある人がこんなことを言っていた。
「テレビでプレー中のVTRを観ると、松田選手は、ゴールを決めたりしたあとで左胸を何度も拳で叩く仕草をしていた。過去にも、左胸に不用意に軽く野球のボールがあたっただけで心房細動を起こした子供のケースもあるので、この仕草に何らかの原因があったのかもしれない」
心筋梗塞を起こす原因はさまざまあると思うが、蓄積した疲労、暑さや新天地におけるある種のストレスなど、とにかく不幸な偶然が重なったとしか思えない。
実は、つい先日亡くなった親戚筋の男性も、同じように突然起きた心筋梗塞が原因だった。
今年の気温や空気は何処か普通ではないような気がする。
日ごろ健康には自信のある人も、体調の変化を見逃さず気を付けて欲しいと思うほどの、炎暑である。
<今日のおまけ>
午後のワイドニュース番組を観ていたら、太平洋戦争当時14歳で航空兵(特攻隊員)に志願したという82歳の男性が、小学生たちに当時の様子を説明し、戦争がいかに愚かしいことかを教えていた。
ところが、驚いたことに、男性に質問していた小学生の中には、「その頃は何を食べていたんですか?パンですか?」と、訊ねる子供がいた。
「パンなどない。麦飯だよ」と、男性は答えたが、おそらく質問した子供には麦飯の意味さえ判らなかったことだろう。
もう一人の子供は、男性の「戦時中は、お父さんやお母さんが死んでしまった子も多かった。きみの両親が死んだらどうする?」の質問に、「みんなで助け合います」と答えたが、男性から、「大変な時は、皆自分のことしか考えない。助け合うことなど出来ないこともある」と、諭されていた。
この小学生たちの両親はおそらく30代だろう。祖父母でさえ60代だ。既に、戦争中のことなど知らない世代になっている。
彼らにとってみれば、太平洋戦争も関ヶ原の合戦も、印象としては大差ないのかもしれない。
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