ブログアクセス数の妙
ブログアクセス数の妙
ブログを書いていて思うのだが、こちらが書きたい記事が、必ずしも読者が読みたい記事とはならない場合が多いのだ。
たとえば、一昨日書いた「子供が煩わしい?」の記事だが、わたしとしては、ネタに窮したためのつなぎぐらいの感覚で事実を記したに過ぎない。
ところが、この記事のアクセス数が、異常に伸びている。
一方、本当は読んで頂きたい「石巻市立病院の四日間」とか、豪雨地域の首長たちが何故避難勧告を渋ったか----を、書いた「オオカミ少年?」等の記事のアクセス数は、とても低い。
読者の関心事がわたしの関心事とは必ずしも一致していないことが、如実に見て取れるわけである。
このことから考えられるのは、「子供が煩わしい?」の記事の読者層は、被災地の現状というものに対する関心よりも、早くも自分たちの置かれている日常生活の方によりスタンスを移しつつあるという事実ではないだろうか----と、いうことである。
実は、これまでもそうした傾向は時折り見ることが出来、かなり以前に書いた「車椅子で縄跳び」なども、小学生たちの友情についての記事だったのだが、やはり、アクセス数は伸びなかった。
要するに、問題意識の観点がわたしと読者の間では、ややズレる場合があるということなのであろう。
これは、一般的にブログ全体の読者年齢が、ある程度若いからなのかもしれない。
若い人たちにとっては、震災における高齢者問題などは、頭では理解できても身につまされるというほどの重要性は感じられないのが現状なのだろう。
このいわゆる世代間のギャップが、ブログの世界にも確実にあるわけで、単なるブログのアクセス数からも、これだけの社会認識の差が読みとれるのである。
<今日のおまけ>
録画しておいた「砂の器」を、途中まで観ました。
作曲家役の佐々木蔵之介さんの指揮者ぶりは、「のだめカンタービレ」の玉木宏さんに比べていささかお粗末に感じました。
佐々木蔵之介さんと玉木宏さんは、「大奥」でも共演しているそうですね。
そんな裏の意図もあって、犯人と刑事という配役にしたのでしょうか?
先輩刑事役の小林薫さんは、なかなか渋い味を出していてよかったですが、今回のテレビ版は特に原作に忠実という描き方ではないようですね。
原作を読んでいないので、聞きかじりですが・・・。
勝手な視点としては、あの女性記者はいらなかったんじゃないかなァ・・・と、思いますね。
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