指のしびれを侮るなかれ

ちよみ

2011年10月09日 17:56

指のしびれを侮るなかれ




    テレビの健康番組を観ていると、脳こうそくになっている時は、こんな症状が現われます----などという話題を取り上げることがあるが、こういう番組で扱う脳こうそくの症状は、かなり大きなこうそくや脳内出血が見られた場合の状態なのだということを、最近知った。

    片方の腕が上がりにくいとか、言葉がうまく発せないとか、足が地面にねばりつくような気がするとか、時計の絵がうまく書けないとか、手でキツネが上手に作れないとか、脳こうそくの症状はさまざまあるのだが、ここまでひどくなる前には、必ず何かしらのほんのささいな前兆があるものなのだ。

    普段なら見落としてしまうような指先のかすかなしびれや唇の違和感などが、大変な症状を引き起こす前触れという場合もあるようだ。

    これを見逃したばかりに、半身まひなどという事態になることも多いそうで、特に60歳以上の人は、いつもと違うと感じることがわずかでも身体に起きた際は、何はさておき、病院の救急外来を受診することが肝要だという。

    脳こうそくの症状が出た場合は、とにかく一分一秒が重大で、発症から三時間以内ならば、こうそくを融かすことが可能な薬もあるという。

    もちろん、そういう疑いのある際には、出来ればこれまで常時服用している薬のリストや病歴を記したノートなども病院へ持参するのがべストだという。

    こうそくを融かしたり、脳の血流改善のために使う薬には、出血しやすくなるものもあるので、血小板の異常の有無なども、一分一秒を争う治療のためには重要な資料となるのである。

    また、脳こうそくの疑いがある時は、あまり身体を動かさない方がいいという。歩くのはもちろん、車椅子移動でさえ控えた方がいい場合もあるからだ。

    最初は、大したことのないように思える症状も、30分と経たない間に一気に悪化する可能性があるのも脳こうそくの怖いところなのである。

    早期に発見出来れば治療の効果も格段に違うそうなので、持っていた湯呑茶碗をいつの間にか落としていたとか、洗濯ばさみがうまくつまめないなどの軽い症状を見逃すことのないように、気を付けたいものである。


    

    

    

    

    

    
<今日のおまけ>

    今日は、何かと朝から気ぜわしい日でした。

    弟の家へ行き、叔母の家へ行き----。

    特に、叔母は話し好きなので、捕まったら最後大変な長話に付き合わされてしまうのが判っているものだから、さっさと切り上げるタイミングを見計らうのが難しいのです。

    でも、今日は、うまく回避することが出来ました。

    やれ、やれ----です。
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