快適生活アドバイザー
快適生活アドバイザー
快適生活の方法をアドバイスする評論家っていますよね。
こういう商品を使えば、より日々の生活が便利で楽しくなる-----と、いうようなことをアドバイスする人たちです。
確かに、その人たちの言うことは「そうだろうな~~」と、頷くことばかりなんですが、たいていの場合、元手がかかることばかりをアドバイスされるんですよね。
収納ケースの代わりに竹ひご行李や柳行李といった籠が便利ですよ----という記事も読んだこともありましたが、そんな高価な籠をいくつも買うだけのお金を、普通の主婦が自由に出来るのだろうか?と、疑問でした。
また、おしゃれなテーブルクロスを何枚も集め、部屋のインテリア兼雑物隠しとして利用することもいいです----と、いうアドバイスも何処かで読んだことがありますが、そのテーブルクロスを調達するためにも、やはりお金が必要です。
何だか、こういう生活デザイナーのような仕事をしている人たちは、インテリアや収納家具関係のお店の広告塔として、主婦のおしゃれ生活への憧れを過剰に刺激し、散財させるよう目論んでいるかにも思えてしまうわけです。
もしも、手近なものでの簡単収納を助言してくれるのならば、もっと格安なアイテムを利用する方法を伝授願いたいし、さらに、そういうものはインターネット通販などを使わない主婦でも何処何処へ行けば確実に手に入る---と、いうような具体的なところまで教えてくれることが、本当の生活アドバイスというものではないかと、思うのですが・・・。
お金を出せば、質の高い生活は確保出来ますが、それならば何もプロの生活デザイナーの助言を仰ぐほどのことはありません。
そうではなく、身近にあるタダ同然の道具で、どうやれば快適な日常生活がおしゃれに過ごせるか?----それをアドバイスしてこそ、本物の快適生活アドバイザーの証ではないかと考えます。
<今日のおまけ>
先日、読者の方から、連載中の「地域医療最前線~七人の外科医~」への感想を、長野市民新聞へご投稿頂きました。
楽しみにお読み下さっているとのお言葉を頂き、とても嬉しく思いました。
本当に、ありがとうございます。
ファッションはシンプルが最高だと言うが、こういう不況時代に突入すると、その言葉の意味がはっきりと生きて来る。
わたしは、20年以上前に買った洋服を未だに大事に着ているが、別に何の違和感も感じない。
洋服のデザインには、何年、何十年変わらないというものもあるわけで、そういう洋服を何着も持っていたことを実にラッキーだと思うこの頃である。
だから、最近は、新しい洋服を一着も買っていない。
昔買った服をタンスの奥から引っ張り出すたびに、こんないい物を着ていなかったなんて・・・と、掘り出し物を探しあてたような快感を覚えるのだ。
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