好きな人は素敵な人?

ちよみ

2011年11月02日 18:00

好きな人は素敵な人?




    「あばたもえくぼ」といいますが、とかく人間は自分が大好きになった人のことを過大評価するというきらいがあります。

    家族や友人に嬉しいことがあれば自分のことのように喜び、逆に芳しくない問題が起きれば、周りが悪かったせいだと必死に擁護するのです。

    そして、とりわけその評価が大きくなるのは恋人に対してだと言われます。

    好きな人には、こうあって欲しい----という願望が、ありもしない妄想の恋人像を作り出してしまうというわけですね。

    しかも、家族や長年付き合っている友人などと違って、恋人のことはすべて把握している訳ではありませんから、自由な妄想の領域がさらに広くなるようで、

    「わたし、お料理教室に通っているの」

    と、彼女が言えば、彼は勝手に想像を膨らませ、

    「きっと、フランス料理なんかも上手に作れるんだろうな」

    などと、素敵なお嫁さん像を描いてしまうのですが、実際の彼女にはサバとさんまの区別もつかないなどということも多々あるわけです。

    そんな妄想像を相手に描き続けた者同士がいざ結婚などということになれば、

    「毎日、きみの手料理を食べられると思っていたのに、今日もまた外食かよ」

    「そういうあなただって、一流商社マンというからには英語ぐらいペラペラだと思ったら、ほとんど理解できていないじゃないの」

    「おれが、いつ英語が堪能だなんて自慢したよ?」

    「あなただって、あたしがフランス料理を作れるなんて、いつ誰から聞いたわけ?」

    と、いうことにもなり兼ねないため、そんなお互いの妄想崩壊が離婚の原因になることも多いようです。

    「そのままの彼女が好きなんだ」

    「飾らない彼だから結婚するの」

    そんな風に感じる時こそ、要注意。

    あなたの目に映っている恋人像は、かなり怪しいと自覚するべきなのかもしれませんよ。





    
<今日のおまけ>

    夏の疲れが出たのか、このところ体調が思わしくない。

    病院へ行こうとしたが既に時間外でもあるので、某開業医さんを訪ねたところ、あまりにさまざまな病気を抱え過ぎているとのことで、やはりいつもの病院で診てもらう方がベストだと言われた。

    どうも、この時季になると毎年のように身体がおかしくなる。

    ホント、10月~11月は鬼門だな。




     ところで、秋といえば、よく小さな虫が空中を浮遊しているのだが、散歩の途中にこれが目の中へ入ることがある。

    だから、散歩中は手鏡持参で歩くことになる。

    わたしの目は何故か瞼のしまりが遅いようで、時々虫がダイブする。

    家にいる時も細かい繊維くずが入るので、毛布や布団が欠かせないこれからの季節は、特に煩わしいのだ。



    
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