真夜中の説諭

ちよみ

2011年10月13日 17:39

真夜中の説諭




    「ギャハハハハ・・・

    深夜二時----。突如として起きた女の甲高い笑い声に度胆を抜かれ、思わず目が覚めた。

    その後も大声でしゃべり続ける二人の若い女。

    ベンチの上へ胡坐をかいて音楽を聴き、菓子などを食べながら大宴会の真っ最中だ。

    と、そこへいつしかもう二人の客が合流し、大笑い女のテンションは上がる一方となった。

    すると、やがてその場に一台のパトカーが停車。一人の警察官が降りて来て、彼女たちにその場所から移動するように説得するのだが、一向に従う気配がない。

    如何にも、警察官あしらいに慣れた調子で、

    「何で、行かなきゃいけないわけ~」「いいじゃん、しゃべったって~」

    ケラケラ笑いながら、まるで反省の色を見せないばかりか携帯電話をかけたり、仲間の一人は、警察官の後ろからちょっかいを出したりもしている。
    
    それでも、説諭すること30分以上が経った時、警察官は署に連絡を入れ、パトカーで去って行った。

    女たちも重い腰を上げて、一時はそこから移動して行ったかのように見えたが、パトカーの赤色灯が見えなくなった頃、再びそこへ戻って来た。

    「あいつ、バッカじゃね~の!」

    またまた、ギャハハ笑いをしながら、ベンチへ座り込み、もう一人の友人と騒ぎ始めた。

    しばらくして、再びパトカーが到着するや、今度は二人の警察官が彼女たちの説得にあたる。

    そして、そこからが延々、女たちと警察官のどけ、どかないの押し問答が続いた。

    こちらも、もはや、その様子を眺めていることに疲れ、布団を別の部屋へ運んで眠ることにしたので、結果がどうなったのかは見そびれた。

    それにしても、彼女たちは何処まで図太い神経の持ち主なのだろうか?

    夜中に騒音を撒き散らしている彼女らに、それでも警察官は、こんな生ぬるい説得の仕方しか出来ないものなのだろうか?

    朝になり、そのベンチを見たら、カップラーメンの食べかけやペットボトル、タバコの吸殻などがめいっぱい散らかっていた。

    

    
<今日のおまけ>

    今日、ご近所の主婦からケーキの詰め合わせを頂きました。

    ショートケーキ、モンブラン、チーズケーキなどなど、もう、何から食べたらいいのか目移りするほどの可愛らしさ。

    カロリーオーバーしないように、少しずつ食べることにします。

    美味しそう~~。

    






    

    
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