真夜中の説諭
真夜中の説諭
「
ギャハハハハ・・・」
深夜二時----。突如として起きた女の甲高い笑い声に度胆を抜かれ、思わず目が覚めた。
その後も大声でしゃべり続ける二人の若い女。
ベンチの上へ胡坐をかいて音楽を聴き、菓子などを食べながら大宴会の真っ最中だ。
と、そこへいつしかもう二人の客が合流し、大笑い女のテンションは上がる一方となった。
すると、やがてその場に一台のパトカーが停車。一人の警察官が降りて来て、彼女たちにその場所から移動するように説得するのだが、一向に従う気配がない。
如何にも、警察官あしらいに慣れた調子で、
「何で、行かなきゃいけないわけ~」「いいじゃん、しゃべったって~」
ケラケラ笑いながら、まるで反省の色を見せないばかりか携帯電話をかけたり、仲間の一人は、警察官の後ろからちょっかいを出したりもしている。
それでも、説諭すること30分以上が経った時、警察官は署に連絡を入れ、パトカーで去って行った。
女たちも重い腰を上げて、一時はそこから移動して行ったかのように見えたが、パトカーの赤色灯が見えなくなった頃、再びそこへ戻って来た。
「あいつ、バッカじゃね~の!」
またまた、ギャハハ笑いをしながら、ベンチへ座り込み、もう一人の友人と騒ぎ始めた。
しばらくして、再びパトカーが到着するや、今度は二人の警察官が彼女たちの説得にあたる。
そして、そこからが延々、女たちと警察官のどけ、どかないの押し問答が続いた。
こちらも、もはや、その様子を眺めていることに疲れ、布団を別の部屋へ運んで眠ることにしたので、結果がどうなったのかは見そびれた。
それにしても、彼女たちは何処まで図太い神経の持ち主なのだろうか?
夜中に騒音を撒き散らしている彼女らに、それでも警察官は、こんな生ぬるい説得の仕方しか出来ないものなのだろうか?
朝になり、そのベンチを見たら、カップラーメンの食べかけやペットボトル、タバコの吸殻などがめいっぱい散らかっていた。
<今日のおまけ>
今日、ご近所の主婦からケーキの詰め合わせを頂きました。
ショートケーキ、モンブラン、チーズケーキなどなど、もう、何から食べたらいいのか目移りするほどの可愛らしさ。
カロリーオーバーしないように、少しずつ食べることにします。
美味しそう~~。
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