うつになりやすい人の特徴
うつになりやすい人の特徴
うつになった人の周囲からの評価には、
「あんなにしっかりしていた人がねェ・・・」
と、いうものが多いそうである。
要するに、自分を懸命に操作しながら、立派な自分や愛される自分を作って来た人が多いという。
自分は、決して間違ったことが出来ない。
人前では、絶対に弱みを見せない。
醜態をさらすくらいなら、死んだ方がましだ。
そして、いつも周りから愛される存在でなくてはならない。
こんな規範を自らに課すことで、必死で本当の自分と戦って来た人なのである。
心理学者は、「そういうイメージの自分にしがみついて来ただけである」と、語る。
しかし、本当の自分は、間違いも犯すし、弱虫の小心者で、頼りがいのない、みっともない自分なのである。
が、それを認めたくないがために、突っ張り続けているうちに、いつしか神経がすり減って行ってしまうのだそうだ。
そして、これは立派な自分を演じることだけで起きるものではない。
明るい自分、元気な自分を演じることでも起きる場合がある。
つまり、本物の自分でない自分を作り上げるということが、どれほど精神的にキツイものかということの証明でもあるのだ。
もしも、あなたが誰かから嫌がらせをされたとして、その人に素直に怒りをぶつけられるならば、それは本当の自分をさらけ出していると言っていいだろう。
でも、ほとんどの人は、そこで相手の挑発に乗って怒り狂ったら、きっと世間はわたしを「愚か者」と、思うだろう----などという理性という名のブレーキをかけてしまう。
とはいえ、そんなほとんどの人には、その悔しさや怒りを消化する術が何かしらあるものだ。怒りを共有して愚痴を聞いてくれる友だちがいるとか、趣味に没頭することで嫌なことは忘れるとか・・・。
だが、一切そういう術を持たない人がたまにいるのである。
いや、持てない人というべきか・・・。
そういう人こそ、要注意なのだそうである。
<今日のおまけ>
今日は、それでも少し風があったので、涼しく感じました。
今日は、外科医の先生から興味深い話をうかがいました。
人間が必要とする塩分は肉、魚、野菜など素材そのものからも十分摂れるので、要するに現代人は塩分の取り過ぎだといえる----のだとか。
野生動物は、食べ物にわざわざ塩をかけて食べなくても、ちゃんと生きているのだから、同じ理屈だとのこと。
確かに、その通りですね。
わたしも近頃、ゆで卵をそのまま何もかけずに食べただけでも「しょっぱい」と、感じるようになりました。
食育という言葉がありますが、出来れば子供たちには、あまり過度な味付けをしない素材そのもののおいしさを教えてあげたいものです。
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