ある女性の悩み

ちよみ

2012年09月28日 13:44

ある女性の悩み




    今日、我が家へやって来た女性(50代)と、何となく病気談議になった。

    女性は、長年の関節リウマチに悩んでいる。

    リウマチは厄介な病気で、症状にも個人差や種類があるので、この薬を飲めば必ず効くというものがないのだそうだ。

    しかも、彼女の場合は、一生薬の世話にならねばならないということで、強い薬を飲むと、肝臓やほかの臓器に負担が大きすぎて、医師から長生きできないとまで言われたという。

    そのため、今は漢方薬などを随時状態に合わせて処方してもらっているのだそうで、かなり身体の痛みも少なくなり、この調子で生活出来たら・・・と、笑顔も見せていた。

    痛みがひどい時は、寝たきり状態だったこともあったそうで、それに比べれば現在は楽になったとも話す。

    「でもね、大変なのは、医療費なのよ。わたしの飲んでいる薬は、とにかく値段が良いので、保険の上限まで使わなければならないから、毎月、高額医療申請をして支払っているの」

    そして、

    「実は、うちの主人も大変な病気で、やっぱり高額医療費申請をしているので、もう、家計のやりくりが大変なのよ」

    と、嘆いた。

    働いても働いても、お金のほとんどが医療費に消えて行く状態で、何のために生きているのか疑問になると、彼女は苦笑した。

    確かに、医療費の高いことには、わたしも驚いている。

    年に一度や二度、風邪や腹痛でクリニックにかかる程度の医療とのかかわりしか経験のない人には理解できないかもしれないが、食費を減らして薬代に回すという人も少なくないのだ。

    身体が辛くても、医療費ねん出のために働かなくてはならない人も多い。

    それが無理となれば、あと残された手段は生活保護受給である。そうなれば、医療費の支払い義務はなくなるので、さしあたり健康に関する不安もなくなるかもしれない。

    それに関係してか、自治体も増え続ける医療費負担を少しでも削減するために、処方薬のジェネリック(後発薬)への変更を住民に呼び掛け始めた。

    しかし、これもまた難しい点があり、ジェネリックに本当に先発薬と同じ効果が期待できるかといえば、その人の体質にもよりけりで、確約は出来ないというのが実情のようだ。

    わたしは、処方されるほとんどの薬をジェネリックにしているが、今のところこれといった問題はないように思う。

    ともあれ、この女性同様に、医療費がもう少し安くなって欲しいと切に思うこの頃である。

       
<今日のおまけ>

    メンタリストのDaigoだったかな?

    あそこまですごいと、マジックなのか心理学なのか判らなくなるが、25歳という若さであれだけの技を究めているというのも驚きだ。

    「人間の気持ちは、ほとんど表情に出る。言葉が語る真実は3割に過ぎない」

    と、彼は言うのだから、これほどの腕を持っている人物を警察が捜査に使わない手はないと思う。

    彼のメンタリズムにかかれば、どんなに巧みな容疑者の嘘も、一発で暴かれてしまうのだろうな。

    因みに、彼が言うには、

    「男性は嘘をつく時、罪悪感により自然と相手から目を逸らすが、女性は逆に相手を凝視する。それは、自分の嘘が相手にバレていないかを観察するためだ」

    そうである。

    でも、スプーン曲げがメンタリズムとどんな関係があるのかは、良く判らない。
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