大空のミステリー・・・・・138
~ 今 日 の 雑 感 ~
大空のミステリー
奇妙な話とか不思議な話というと、とかく、地上の出来事ばかりに目が行きがちですが、ミステリースポットは、何も地上に限ったことではありません。
わたしたちの頭の上------
「空」でも、謎の事件はいくつも起きているのです。
第二次世界大戦のさなか、各国の戦闘機パイロットの間では、よくこうした空のミステリーが語られたものだといいますが、
「ハインケル戦闘機」の話も、そんなミステリーの一つとして有名です。
「ハインケル戦闘機」は、ドイツの代表的な戦闘機であり、皆さんもよくご存じの
「メッサーシュミット」と並んで、その実力を高く評価されていました。
ところが、この「ハインケル戦闘機」は、その名前を世界の航空史にとどろかせてはいるものの、実際は、一度も出撃することはなかったという、幻の戦闘機なのです。
しかし、1940年のイギリス本土防衛戦がたけなわの頃、イギリス人戦闘機パイロットの中から、幾度もこの「ハインケル戦闘機」と、空中戦を行なったという者が何人も現われたのでした。
「どこか、スピットファイアに似ている機影が何機も背後から襲ってきたが、あれは、間違いなくハインケルHE113だった」
「われわれは、四機編隊で飛んでいたが、突然現れたハインケルHE113の一群に襲いかかられ、やっとの思いで振り切った」
などという、目撃証言が幾つも出て来て、ドイツ空軍は、実際の「ハインケル戦闘機」を、一度も飛ばすことなく、空中戦を制したといっても過言ではないのです。
それにしても、どうしてこれほどまでにイギリス人パイロットたちは、いる筈のない戦闘機を見たなどという気になったのでしょうか。つまり、これこそが、ドイツ軍の心理作戦の巧みな罠だったのです。
架空の機体の噂とスチール写真だけで、戦場心理のひずみを突き、恐怖感をあおって、イギリス側に、幽霊軍用機を見せてしまうという、空中錯乱効果をもたらしたのでした。
そして、こうした幽霊戦闘機の目撃談は、太平洋戦争の真っただ中にもありました。
アメリカ軍のBー24リベレーター爆撃機が、アリューシャン群島のアッツ島を空襲した時、いきなり、予期しなかった日本軍の
零戦に襲われたというのです。しかも、その零戦は、「液冷エンジン付き」というもので、そんな零戦は、実際は、日本軍には一機も存在しないのです。
しかし、そのリベレーターの乗員は、間違いなく、そうした零戦を目撃したというのでした。
航空専門家たちは、それは、陸軍の三式戦闘機「飛燕」か、海軍の艦上爆撃機「彗星」を見間違えたのではないかと、想像しましたが、そうではありませんでした。
つまり、この「液冷エンジン付き零戦」の機体に関しては、他のどんな幽霊戦闘機ともその存在の仕方が違っているらしく、未だに、謎の解明がなされていないという、言わば、唯一の「幽霊戦闘機」と、呼ばれているのだそうです。
大空には、わたしたちが思いも付かない、ミステリーゾーンが、今現在も口を開けて待っているのです。
<今日のおまけ>
「パソコンぶとり」という言葉があるらしい。
日がな一日、パソコンの前に座り、キーボードを操作している人に、多く見られる症状だという。
因みに、どういう症状になるのかといえば、要するに運動不足からくる肥満や足のむくみ、特に、顕著に見えるのは、いくらスタイルの良い人でも、上半身に比べ、下半身、殊にお尻のあたりがやたらに大きくなるという特徴があるらしい。
要するに、洋ナシ型の体形になるというのである。これは、パソコンを打つ時の姿勢に問題があるということのようで、首が長く、肩が下がり、下半身ぶとり------これこそが、パソコンぶとりの最たる体型なのだという。
何だか、少々、思い当たらなくもない・・・・・。くわばら、くわばら・・・・・。
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