病院内見学・・・・・160

ちよみ

2009年09月09日 23:22

~ 今 日 の 雑 感 ~


   
 病院内見学


    おぎむら先生がブログにも書いておられましたが、最近は、新しくクリニックが開業の運びとなると、その前に、一般の人たちにもクリニックの内部を見学して頂ける「内覧会」が、開かれることが多くなりましたね。

    クリニックの中を見学してもらうことで、患者が、自分の治療がどのように行われるのかを予め知ることが出来、得体の知れないところへ来てしまったというような、従来の患者の不安を取り除くことにも役立っているようです。

    特に、病院関係のような医療施設には、機械や薬など、一般人が恐怖を感じるものがたくさん置かれていますから、それを見ただけで、二の足を踏んでしまうということも多いはずです。

    わたしも、子供の頃、歯医者さんへ行って、あの治療をする椅子を見ただけで、「帰らせて頂きます」と、出て来てしまったことがありました。子供心に、あの椅子のデザインは、もっとどうにか出来ないものだろうかと思ったものです。

    わたしが、以前、病院へ入院していた時、もう一つ手術をしなければならなくなり、その方法を医師に訊いたのですが、説明だけではどうにも想像が付かないので、たまたま、病室へやって来た薬剤師さんにそのことを訪ねたところ、

    「だったら、手術をする部屋を見てきたらいいですよ」

    と、言います。わたしが、そんなことをしてもいいんですか?と、言うと、場所まで教えて下さって、わたしは、点滴台を杖がわりに転がしながら、そこの部屋へ行って見学をさせてもらいました。

    でも、患者で、そんなことをした人は、ほとんどいないと思うのですが、一度、室内を見て来たという気持ちだけで、かなり緊張感はなくなったように思います。人間の心理状態として、まったく初めて行く場所で怖い目に遭うのと、いつも見知った場所でそういう経験をするのとでは、痛みにも少なからず違いが出て来るような気がするのです。

    外国のクリニックでは、治療の際に、患者にお気に入りのCDを持って来てもらい、それを聞きながら治療を受けてもらうというシステムを導入している病院もあるそうです。

    わたしの経験から、もしも、希望する患者がいたら、出来る範囲でいいので、治療する場所を見学させてくれるという配慮が病院側にあると、ありがたいなァと、思いました。

    

    


    
<今日のおまけ>

    千葉県の若葉区というところの高齢者療養施設では、今、「思い出療法」というものに力を入れ、病院内に昭和の街並みを再現したコーナーを設けているそうである。

    このコーナーは、「思い出ミュージアム」と命名され、昔懐かしい、家庭用品や看板などが多数展示されていて、お湯を沸かした鉄瓶、餅つきの杵や臼、囲炉裏の炭を入れて熱源とした鉄製のアイロンに、オロナミンCの看板などが、昭和レトロを醸し出している。

    平成に入ってからは、特に世の中の動きが目まぐるしく変わり、高齢者には対応しきれないスピードで身の回りの物が変化して来た。電話も、ダイヤル式から携帯電話へ、炊飯器の形も従来の物とは格段に変わった。手紙やはがきが、メールでのやり取りとなり、レコードがCDに、ようやく最近判りかけて来たビデオ録画のテープでさえ、既にDVDへと移行している。

    そして、極めつけは、パソコンや地デジ放送の開始である。我が家の近所の今年九十歳になる女性は、正直、テレビでアナウンサーが話す言葉や、コマーシャルの内容は、80パーセント意味が理解出来ないという。

    近頃、とみに高齢者の認知症が増えている訳も、このようなところに原因があるのではないかと思われる。

    この千葉県の高齢者療養施設のように、自分たちがかつては日ごろ使い慣れていた日用品に触れることで、少しでも認知症の予防に効果があるとすれば、他の老人介護施設などでも、こうしたアイデアを試みる価値があるのではないだろうか。



    あ~!!アクセスカウントが、33333になったところを写真に撮ろうとしていて、つい見過ごしてしまった。

    残念!!「3」並びが好きなんですよね。因みに、中学生の時の席順が、3年3組33番でした。

    
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