物書きは、自己主張の塊・・・・・311

ちよみ

2010年01月01日 23:07

~ 今 日 の 雑 感 ~


物書きは、自己主張の塊



    しばらく前だが、わたしの母校から、一通の手紙が届いた。

    はるか昔に書いたわたしの著書について、母校の図書館新聞に掲載したいという内容であった。

    こちらとしては、もちろん断る理由もないので、電話で、了解の旨を伝えた。

    ところが、その電話でのやり取りがどうにも不可思議で、わたしが、相手の女性の声があまりに若いので、「その図書館新聞に記事を書かれる生徒さんなんですか?」と、訊ねたところ、突然、、女性は気分を害したらしく、

    「わたし、生徒じゃありません。図書館の司書をしている者です。そんなに、頼りないように思えたんですか?」

    と、いきなりの喧嘩腰なのである。わたしは、おかしな人だと思いながらも、

    「あまりお声が若いので、女子生徒さんなのかと思ったのです。すみませんでした」

    と、詫びたところ、彼女は、生徒と間違われたことがよほど気に入らなかったのか、また、

    「わたし、生徒なんかじゃないですから。それじゃ、書かせてもらいますから----」

    まるで、こちらが書いてくれとでも頼んだような口ぶりで、電話を切ったのである。

    その後、出来上がった図書館新聞が送られてきたが、そこには、「この小説を書いた人は、自己主張が強い」と、まったく本とは関係のないわたしの人物評までご丁寧に記されていたのであった。

    直に会ったこともない、たった一度、電話で話しただけの人間を、よくもまあ、イメージだけで書いてくれたものだと呆れてしまった。それでも、一応は郵送してもらったお礼を手紙にしたためて送った。

    しかし、どういう訳か、その後も、彼女は手紙をよこし、そこにも、自分の趣味や好きな漫画などについて事細かに並べ立て、読んでいたこちらは、

    「なんで、あなたのプロフィールを教えてもらう必要があるの?」

    と、首をかしげざるを得なかった。

    彼女とは、もう二度と話をしたくないと思う気持ちから、わたしは、それに対しての返事は出さなかったが、この「自己主張」という一文には、未だに、納得がいかない。

    だいいち、物書きというものは、素人だろうと玄人だろうと押し並べて「自己主張」の塊のようなものである。また、そうでなくては、自分の書いた文章を人様にお読みいただくなどという恐れ多いことが、臆面もなく出来る訳はないのだ。

    それを取りたてて、「この人は自己主張が強い」などと、わざわざ記事に載せるその神経を疑ってしまう。要するに、彼女は、おそらく、わたしに記事掲載を頼む時から、既に、わたしに対して面白くないというマイナスの感情を持っていたのであろう。

    何か、私生活で欲求不満なことでもあったのか?恋人に振られでもした後だったのか?

    たとえ、どのような事情があったにせよ、こちらは何の関係もないのだ。感情のコントロールがうまく出来ない者が、学校の図書館司書などやっていていいのだろうか?

    今もって考え出すと、腹が立つ過去のエピソードの一つである。



    また、感情のコントロールが出来ないと言えば、かつて、こんな女性がいた。

    ある有名な東京の出版社の編集員なのだが、わたしの原稿が読んでみたいと言うので送ったことがある。しかし、それに対する返事が全くないので、どうなったのかと電話で訊ねたところ、

    「あなたね、書いていることがテレビの観過ぎなのよ!ぜんぜん陳腐で話にならないわ」

    わたしは、これにブチ切れた。

    「それ、誰に向かって言っているんですか?まさか、わたしじゃないですよね?わたしは、そちらに頼まれて原稿を送ったんですよ。文句を付けるなんて筋違いじゃないですか?あなたたちの方が原稿を選べるなんて思っているのなら大間違いですから!書いてくれる人がいなければ、何にも出来ないくせに、送った原稿と送料、返しなさい!」

    しかし、そのバカ女は、原稿も送料も返しては来なかった。

    自分はキャリアウーマンを気取っていて、男勝りに他人を威圧すれば一人前だと思っている勘違い女は、何処にでもいるものだが、絶対、彼女たちは、ヒステリーを起こしているだけのギスギス女に違いない。

    こういう「世界は我が物症候群」の女自体が、世の有能な女性たちの社会進出を阻んでいる元凶なのである。





       
<今日のおまけ>

    ある古参ブロガーさんの大晦日のブログにコメントを書き込んだのですが、そのブログが消えました!

    コメントが削除されたのではなく、ブログごと消えたのです。もちろん返事はなし。

    その三時間後には、新しいブログがアップされて、わたしのコメントは削除されていました。他のブロガーさんのコメには、ちゃんと返事が書かれてあったのに、わたしのコメントは削除。

    ど~~してなんだろう?別に、おかしなことを書き込んだ訳ではないのに・・・・?ただ、ちょっと、ブログに書かれていたことが事実と違うので、訂正させてもらっただけなのに・・・・。

    それも、わたし個人とは何の関係もない、地理的な問題ですよ。

    「中野市が志賀高原の入り口だ」と、書かれてあったので、「それは、違います。山ノ内町の上林温泉を、一般的に志賀高原の入り口と呼ぶのです」と、書かせてもらっただけなのに、これが削除されたのです。

    なんか、プライド傷つけちゃったのでしょうか?でも、間違ったことを書いておくよりはいいと思うんですけれどね。この人も、きっと、「自己主張の塊」だったのでしょうね。

    まあ、わたしも黙っていればいいのですが、どうにも、言いたくなってしまう性分で、悪い癖です。(爆)

    でも、一つ勉強しました。

    つまり、気に入らないブロガーからのコメントは、簡単に削除してもいいってことですよね。わたしは、これまで、嫌なブロガーのコメにもかなり真面目に対応してきたつもりですが、古参ブロガーさんにこういうお手本を見せて頂いたので、これからは、もっと気楽に嫌なものは嫌だと拒絶することにします。

    いいことを教えて頂きまして、ありがとうございます。

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