弁護士が法廷で殴り合い!・・・・・304
~ 今 日 の 雑 感 ~
弁護士が法廷で殴り合い!(@д@;)
日本全国で裁判員裁判が始まり、法廷が劇場化しているという。
ある地域の裁判所では、暴力事件の裁判員裁判で、裁判員たちにその時の現場のリアルな状況を知ってもらおうと、被告の弁護人の男性二人が、法廷で実際に本当に殴り合ったそうだ。
ガツッ!バシッ!ドスッ!という、本当に相手の顔や腹に思い切りパンチを食らわせるという傷害事件現場さながらの衝撃的な格闘劇に、裁判員たちはあっけにとられ、傍聴人は、震かんしたという。
いくら、事件の状況を間違いなく把握してもらいたいからといって、果たして、ここまでやる必要があるのだろうか?
また、裁判官は、その様子を見ていて、何も言わなかったのであろうか?
詳しいことは、わたしにも判らないので、何とも言えないが、もしも、この弁護人たちによるアクションドラマさながらの熱演が、判決に影響を与えたとしたら、これから、このようなリアルさを追求し、裁判員たちの視覚に訴えるという手法を取り入れる弁護士や検察官が、大勢出てくることであろう。
既に、検察官の中には、過剰なほどのパフォーマンスで、ハムレットの舞台劇でも演ずるかのように、大仰な身振り手振りを交えて、法廷で朗々と事件経過を説明した人もいるそうである。
このあまりの迫力に、裁判員の中には思わず苦笑する人もいたと聞く。
しかし、もしも、これからの裁判員裁判の法廷が、こういう調子で進められて行くのだとしたら、日本の裁判もアメリカ並みにエンターテイメント化して行くのも時間の問題だと思われる。
元裁判官の男性は、「法廷は、もはや、ディズニーランドも真っ青のアミューズメントパークだ」と、嘆いていた。
「そして、もうすぐ、裁判所の前には、劇場並みにその日の裁判の演目が書き出されることであろう」と、予想する。
たとえば、「今日の第〇号法廷は、アクション物で仁義なき抗争」とか、「第〇号法廷は、強姦致傷事件・若妻の嘆き」とか、そんな見出しが並ぶのだろうか?
そして、法廷では、検察官が東映・日活映画よろしく、当時の模様を演じ、女性弁護士が、男性弁護士を相手に、強姦シーンを臨場感たっぷりに演じるとでもいうのだろうか?
なんだか、すさまじい話である。(~_~;)
法律家も、演劇学校へ通う時代が来るのかもしれない。
傍聴人席には、映画館へ行くような気分の人々が詰めかけ、恰好のデートスポットになる可能性もあると、その元裁判官は危惧する。
いいや、もう、法廷内だけでは納まらず、裁判がホクト文化ホールなどで行なわれることだって考えられなくはないのだ。もちろん、そうなれば、テレビ中継も解禁となり、法廷専門チャンネルも確保されることだろう。
日本の裁判は、本当にこのままでいいのだろうか?
どうなる、裁判員裁判!?
<今日のおまけ>
近頃、母親が毎日のように「ししゃも」を買って来る。
「ししゃも」といっても、本物ではない。そんな高価なものはうちの経済では食べられない。いわゆる「カぺリン」というやつである。
何故、「ししゃも」なのか?-----それは、わたしがカルシウム不足のせいである。既に、薬として服用する乳酸カルシウムは処方されていないが、それでも、極端な骨粗鬆症であることには変わりがない。
少しでもカルシウムの補給になればと思い、買って来るのだが、「ししゃも」など、一日一匹食べれば充分である。そう何匹も食べたい魚ではない。
そこで、ほとんどが父の胃袋へ消える。正直、もう、「ししゃも」は結構です。
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