騙しのテクニック・・・・・653

ちよみ

2010年07月08日 19:28

~ 今 日 の 雑 感 ~


騙しのテクニック



    これは、ある心理学の本に書いてあったことですが、もしも、あなたが恋人や奥さまに浮気を疑われた場合は、絶対に隠そうとせずに、本当のことを話すことで、それ以上の疑いをかけられずに済むというのです。

    たとえば、あなたが帰宅した深夜になって、行きつけのクラブのホステスから、「ちょっと相談したいことがあるので明日会ってもらえませんか?」という電話がかかって来たとします。

    そのホステスとは最近ちょっと親しくなり始めていたあなたは、電話を取り次いだ奥さまの機嫌がかなり悪くなっていることに気付きました。

    「今の女の人、誰?」

    もちろん、奥さまは相手の女性の正体を訊きたがります。

    その時、あなたは決してこんなことを言ってはいけません。

    「誰だっていいじゃないか。会社の同僚だよ」

    こんなことを言っても、奥さまは絶対に信じはしないはずです。

    「同僚にそんな人いた?それに、今何時だと思っているの?こんな深夜に電話をよこすなんて非常識よ」

    疑惑は、ますます濃くなるばかりです。

    ですから、そういう場合は、はっきりと本当のことを話してしまう方が良いのです。

    「ああ、彼女、クラブのホステスなんだ。たまに接待で利用するんでね。相談したいことがあるなんて言っているけれど、店に来てもらいたい時に使う常とう句さ。最近は不景気でホステス同士のお客の争奪戦も激しそうだからね。こんな時間でも営業の電話をしなければならないんだから、今時のホステスは大変だよね。きっと、ぼくだけじゃなく、他の客にも電話をかけまくっているんじゃないのかな?」

    こんな答え方が出来れば、たぶん、奥さまも、

    「そうなの。今は水商売も結構大変なのね」

    と、それ以上の詮索はしないものだそうです。

    人は、ごまかされることが一番嫌いですから、隠そうとすればするだけあなたは墓穴を掘ることにもなるのです。

    ですから、そういう時は、むしろはっきりと真実を伝えてしまった方が相手も安心するというものなのです。つまり、それだけ自分は信用されていると、解釈する訳ですよね。

    これに似た状況で、セールスマントークに乗せられる心理があります。

    「奥さまでしたら、このような毛皮のコートもきっとお似合いになりますよ」

    「確かに、素敵だけれど、わたしなんかには手が出ないわ」

    「大丈夫ですよ。その点は勉強させて頂きます。実はですね、このコート、わたしたち専門家にも判別が付かないほどなのですが、襟まわりのファーの一部分が少々色が変わっているんです。それで、普段よりもかなりお値打ちにご提供できるんですよ」

    「あら、そうなの。それじゃァ、考えようかしら・・・・」

    つまり、セールスマンは、本来ならば自分の不利になることを率直に話したのだという親近感を、奥さんに植え付けることに成功した訳です。

    それにより、奥さんは、最初は買いたくもなかった毛皮のコートを一着買うことになってしまったのです。

    相手を騙すならば、むしろ真実を話す。

    これが、信用を得る第一歩だということのようですね。
<今日のおまけ>

    手相占いの本を買ったんだけれど、わたしの手相に合致する例がない。

    わたしの手相は、人さまの物とは一風変わっているのだ。

    何が変わっているかというと・・・・。

    右手のひらの真ん中に、もう三十年も前から小さな〇〇があるのだ。(~_~;)ウザい~

    
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