刑事ドラマがいっぱい
2014年05月03日

四月に入ってから、テレビでは刑事ドラマが目白押しだ。
一応、一通りは観てみようと、チャンネルを合わせてみたところ、『ボーダー』や『チーム』がストーリーや人間関係にアクの強さはありながらも、なかなかの面白さ。
『刑事110キロ』も、人情路線と推理路線がうまく合体していて、安心感のある娯楽作品に仕上がっている。
ただ、再放送されている『ストロベリー----』に関しては、どうしてあんなトラウマどっぷりのヒステリー女刑事を主人公にしなければならないのかが、イマイチ理解できない。
しかも、あのうざったいロングヘアー、何とかならんのかな。

事件現場へバサバサの髪の毛を、かきあげかきあげ乗り込まれては、鑑識さんたちも大迷惑だろう。
むしろ、主人公が男性刑事なら、もっと画面が締まっただろうに・・・と、残念だ。
そして、何とも異色の刑事ドラマが『トクボウ』----ありえなさ感がハンパなく、ここまで常識外だと、それはそれでまた楽しめる。
比べて、『ホワイト・ラボ』や『スモーキング・ガン』(だったかな?)の鑑識物は、もう一工夫足りないような・・・。
そうだったのか~~、というドンデンの薄さが気になる。
まあ、総じて、視聴者としてのわたしは、主人公がトラウマ持ちという設定があまり好きではない。
『相棒』が未だ人気衰えずという理由も、主人公の二人の刑事はもとより、レギュラー登場人物たちを特段そうした描き方で語らせる場面が少ないからなのだと思う。
トラウマシーンは、画面を暗くするし、イラつく。
悲劇のヒーロー、ヒロイン気取りの主人公が何度も過去の記憶を蒸し返しては悩む場面ほど、ストーリー上、時間の無駄だと思えるものはないからだ。

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