ケーシー高峰の医事漫談・・・・・418
2010年03月02日
~ 今 日 の 雑 感 ~
ケーシー高峰の医事漫談
今年のお正月、テレビのお笑い番組を観ていたら、久しぶりに、ケーシー高峰さんがお得意の医事漫談を披露していた。
ケーシー高峰さんのお母さんは、最近まで現役の産婦人科医師を続けてこられた方で、ケーシーさん自身も医学部に入学した経験を持つが、教授との折り合いが悪く(一説には顔をけなされたとか)、芸術学部へ転科したのだという。

そんな訳で、ケーシーさんの黒板やホワイトボードを使っての医事漫談は、単に面白おかしいだけのものではなく、笑いの中に、世相の風刺や医学の専門的な要素までもが加味された、ためになる話題に事欠かないものなのだが、このお正月番組では、さらに、その風刺に磨きがかかっていた。
白衣姿のケーシーさんは、まず、いつものようにホワイトボードを使いながら、心筋梗塞や脳梗塞がなぜ起きるのか、また、それになりやすい年齢などを巧みな話術で解説して行き、その次に、観客に向かって、健康のために何か特別にしていることがあるかと、訊ねた。
すると、客席の一人の六十代女性が、「黒酢を毎日飲んでいる」と、答えたのである。
ケーシーさんは、その女性に、「黒酢を飲んで、効果はあったか?」と、訊いたことろ、彼女は、「あったような気がする」と、返事をした。
その時、一瞬、ケーシーさんの表情が変わり、「お客さんの家は、かなり裕福なのですな~」と、言ったのである。そして、再びホワイトボードにペンを走らせながら、
「毎日黒酢が飲めるという人は、よほど所得が高いのでしょう。普通のご家庭では、そんな贅沢は出来ませんよね。そんな贅沢な健康法を実践しなくとも、もっと簡単に、誰もが出来ることを生活に取り入れて行きましょう」
と、語ると、「わざわざ高価な黒酢を飲まなくても、普通のご家庭にある料理酢でも充分に効果は期待できるんですよ」と、漫談を結んだのだった。
わたしは、これを観ていて、ケーシー高峰さんは、この如何にもマダム然とした客席の女性を、笑いでカムフラージュしながら、思い切り皮肉ったのだと、感じた。
確かに、この不況下の時代、毎日高価な黒酢を飲むことが出来るなんて、贅沢なことだ。そんなお金があるくらいなら、医療や介護費用に回したいと思っている人は少なくないはずなのである。
にもかかわらず、自らの健康法が立派なことだとばかりに、「黒酢を飲んでいます」などと、胸を張って言う女性に対し、ケーシーさんの庶民感情が引っかかったに違いない。
このような観客いじりは、プロの漫談家としては、本来してはいけないことなのかもしれないが、わたしは、思わず、
「ケーシーさん、よくぞ言ってくれました!」
と、拍手を送りたい気持ちになった。ケーシーさんは、自分自身も、舌癌を克服したという体験があるそうだ。いつまでも、庶民の味方の医事漫談を続けて欲しいと、思った次第である。 続きを読む
タグ :藤田まことさん死去
他人の嘘を見抜く方法・・・・・417
2010年03月01日
~ 今 日 の 雑 感 ~
他人の嘘を見抜く方法
心理学的には、「人間は、率先して嘘をつくことを嫌う動物」なのだそうです。
ですから、もしも、あなたが、片思いの相手に、「恋人はいるんですか?」と、訊ねた時に、「いいえ、いません!」とか、「今、お付き合いしています」と、はっきり答えが返ってきたとしたら、その言葉に間違いはないようです。
しかし、もしも、相手が、
「どう見えますか~?」とか、「前はいたんですけれど、今は、いないんです」とか、「良い人がいたら紹介して下さいよ」などと、曖昧な返事をした場合は、ほぼ、嘘をついているとみて間違いがないそうです。
また、無理やり信憑性を持たせようと、こちらが訊きもしないのに具体的な数字を持ち出してきたり、自分の性格を分析し始めたりしたら、これも要注意です。
たとえば、「もう、一年も彼がいないんですよ」とか、「わたしって、恋愛ベタだから、振られてばかりで・・・・」なども、本心からの言葉ではありません。
つまり、付き合っている相手がいる、もしくは、付き合ってはいないが、好きな人は別にいるということですね。
その場合、もう少し突っ込んだ質問をぶつけてみると、相手は、本当のことを語り出すようです。
「前はいたんですね。いつ頃まで付き合っていたんですか?一年前だから、去年の冬頃まではいた訳ですね?最後にデートしたのは何処?」
と、訊いてみた時、「う~~ん、忘れた・・・・」とか、「どうでもいいでしょ、そんなこと-----」などと答えをはぐらかし始めたら、あなたの片思いが成就することは、皆無に近いとみて間違いなさそうです。
こうして、「はい」「いいえ」で答えられない質問をしてみることを、心理学では、オープン・クエスチョン(開いた質問)と、呼ぶのだそうです。
その逆の「はい」「いいえ」で答えることが出来る質問が、クローズド・クエスチョン(閉じた質問)です。
「昨日の野球中継観た?」「バラの花は、好き?」「朝ごはん、食べた?」などと、いう質問のことです。
このクローズド・クエスチョンは、初対面の相手などと話をする時に、会話の導入に使うと、効率よく気心を知ることが出来て重宝する質問の仕方だともいわれます。
もしも、あなたに自分のことを印象付けたい意中の人物がいた時、この質問方法から会話を進めると、より話しやすくなると思われます。
つまり、「スポーツは、何が好きですか?」と、訊くよりも、「ぼくは、野球が好きなんですが、あなたは、どうですか?」と、率直に訊いた方が、相手も話しやすくなるということのようです。
ですから、もしも、あなたが相手の本心を知りたいのなら、このクローズド・クエスチョンで、まず、本音を探ってみてください。訊かれたことに対して、本当のことをズバリと答えず、回りくどい言い方で、さも真実めかした具体例を入れて話し始めたら、その人は、90パーセント嘘をついていると思って間違いがないようです。
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カレーがアルツハイマーを予防・・・・・415
2010年02月28日
~ 今 日 の 雑 感 ~
カレーがアルツハイマーを予防
この前、新聞を読んでいたら、興味深い記事が目にとまった。

なんでも、カレーに用いられるターメリックの黄色い成分であるクルクミンが、効果を引き出すのだそうである。
マウスに食べさせるという実験で、アルツハイマーの原因といわれるアミロイドβたんぱくが減少することが判ったというのだ。
また、カレーをたくさん食べる人には、大腸がん、乳がん、前立腺がん、肺がんなどのがんにかかる頻度が低いという疫学的な研究報告もあるらしい。
これらは、クルクミンが細胞の老化を促進する酸化を防ぐためだという。
さらに、人工的に心臓病を起こしやすくしたマウスを、クルクミンを与えるグループと与えないグループとに分けて比較実験したところ、クルクミンを与えないグループのマウスには、心不全の発症が見られたが、クルクミンを食べた方のマウスには、心臓の状態の改善が見られたということである。
インドには、「医者に行く前に台所へ行け」と、いう諺があるくらい、カレーは、薬効のある食べ物とされているらしい。
日本人も、カレーには目がない国民ではあるが、日々の食事に、もう少しカレーを取り入れてもいいのかもしれない。
カレーを食べて、コーヒーを飲んで-----もう、鬼に金棒?かもね。


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手術日を勘違い?・・・・・414
2010年02月28日
~ 今 日 の 雑 感 ~
手術日を勘違い?
朝、食パンにマーガリンを塗り、ハムを置き、千切りキャベツをのせ、マヨネーズをかけてサンドイッチにして食べました。
が、その途端、喉に違和感が・・・・・。

痛い・・・・。
グエッ! -----喉の奥が削れたような・・・・。キャベツが硬かったので、飲み込んだ時に、喉の奥を傷つけてしまったようです。(どんだけ、硬いキャベツなんだ)

それから、もう、食事が喉を通りません。仕方なく、その後は液体だけを摂取。
でも、これで、少しは痩せるかな・・・・?

2007年12月5日-----が、わたしの手術日でした。
ところが、何故か、病室のベッドのまくら元の名札には、「ope 4」と、あるのです。それも、走り書き。
入院した日から、おかしいとは思っていたのですが、それでも、入院中は、さほど気にもせずに過ごしていました。
しかし、通院の時に、担当医の先生が、何気にこう言ったのです。
「手術、12月4日でしたから、それから、計算して------」
「・・・・・・?」
わたしは、変だと思ったのですが、その時も、つい、それは違いますと、言いそびれてしまいました。
そして、その後の入院の時、手術を担当した先生が、偶然、目の前を通って行かれたので、呼びとめて訊ねてみました。
「あの~~、わたしの手術日ですが、この前、先生は、12月4日と言われたんですけれど、5日の間違いじゃないでしょうか?毎日、手術が立てこんでいて、お忙しいので、いちいち覚えておられないかもしれませんが・・・・」
すると、先生は、「そうでしたっけ?----確認してみます!」と、おっしゃって、アタフタと戻って行かれました。
そういえば、確かに、あの時は、わたしの手術日はゴタついていたのです。
最初は、12月11日(ちょっと、うろ覚え)と、いうようなことを言われたのですが、その後、執刀医の出張が入ってしまったということで、26日に延ばして欲しいと、言われ、とても、それまでは待てないとこちらから頼んで、5日に繰り上がったという訳でした。
ところが、その日も、わたし以外の手術患者さんが何人かいて、手術室は、フル稼働の状態だったようで-----。
「もしかしたら、他の患者さんと間違えられていたりして・・・・」
などという不安も頭をよぎりました。でも、まあ、そんなことはなかったようですが、たった一日違いの勘違いでも、少しばかり、焦った話でした。

タグ :不毛地帯
コーヒーは、予防薬・・・・・413
2010年02月27日
~ 今 日 の 雑 感 ~
コーヒーは、予防薬
皆さんは、ポリフェノールという言葉を聞いたことがありますよね?
ポリフェノールといえば、まず、頭に思い浮かぶものは、赤ワインでしょう。
他には、緑茶、チョコレート、ココアなどにも含まれていると言われますが、中でも、日本人の場合、最も摂取量の割合が高いとされているのが、コーヒーなのです。

それに比べ、赤ワインは、アルコールも入っているため、摂取量はかなり低くなります。
確かに、コーヒーや緑茶は、日常手軽に飲むことが出来ますが、赤ワインは、そうはいきませんよね。
コーヒーは、カフェインが主成分というイメージが強いですが、実は、ポリフェノールを多く含んでいる食品でもあるのです。
健康成分であるポリフェノールは、一般に抗酸化物質として知られていますが、動脈硬化予防や血糖値の抑制、体脂肪の軽減などにも効果があるという研究もなされ、抗ガン作用、口臭抑制作用、そして、特に、コーヒーが持つポリフェノール・クロロゲン酸には、血圧降下作用も期待できると言われているようです。
「社団法人全日本コーヒー協会」のサイトによれば、コーヒー一杯(約140cc)には、約300mgのポリフェノールが含まれ、これは、赤ワインと同程度、緑茶の約二倍に相当するということです。
では、この効果的な健康成分を含むコーヒーを、どのように飲めば最も効率よくポリフェノールを摂取できるのでしょうか?
ポリフェノールの一日の摂取推奨量は、1500mgが目安とされているために、コーヒーの場合、三杯から五杯程度で充分必要量は取れる計算となるそうです。
そして、このコーヒー一杯のポリフェノールが身体に及ぼす効果は、摂取後二時間から三時間とされているために、一度に大量を飲むのではなく、幾度かに分けて飲むと、より効果的なのだそうです。
しかも、豆から挽いたコーヒーだけではなく、インスタント・コーヒーにも同じ効果が期待できるというのであるから、嬉しい限り。さらに、その香りにもリラックス効果があるというのですから、実に重宝な飲み物です。
ただし、いくら健康に良いからといっても、もちろん、過剰摂取は、禁物だそうです。
わたしもコーヒーが好きで良く飲むのですが、こんな優れた効能が秘められた飲み物だったとは知りませんでした。
穏やかで健やかな毎日のために、皆さんも、気心の知れた人との素敵なコーヒータイムを過ごしてみてはいかがですか?

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タグ :ハイチの医療チーム
出来レースには、うんざり!・・・・・412
2010年02月26日
~ 今 日 の 雑 感 ~
出来レースには、うんざり!
正直、ここまでひどいとは思わなかった。
浅田選手が金メダルに届かないとしても、これほどの得点差が付けられるとは・・・・。
ショート・プログラム後に浅田選手が、「いつもはキム・ヨナ選手に10点以上の差を付けられているのだけれど、この差は、上出来」と、いう主旨のコメントを出したことが、ジャッジたちの危機感を煽ったのは、目に見えている。

「それならば、もう、戦意を喪失するくらいの得点差を付けてしまい、浅田に戦う前から白旗を掲げさせてしまえ!」
そんな声が聞こえてきそうなくらいのキム・ヨナのフリーの驚異的得点だった。
浅田選手とキム・ヨナ選手の演技の何処に23点以上もの差があるというのだろうか?この23点の差は、明らかに、15歳からカナダに移り住み、カナダ人のコーチの許で練習を積んで来たということに対する、同情点、御祝儀だとしか思えない。
確かに、浅田選手は、後半、足に負担がかかり、エッジが氷に引っ掛かった上にジャンプをミスするという失敗をしてしまったが、彼女の演技そのものは、とても23点差が付くほどひどいものではなかったはずである。
ただ、わたしも以前ブログに書いたが、浅田選手には、このラフマニノフの「鐘」は、確かに重すぎた。
また、こういう重厚な曲は、ヨーロッパの人たちには受けがいいが、カナダやアメリカの人たちの感性には、そぐわないものでもある。浅田選手が滑り終わった後の、場内の反応の鈍かったことを見ても、それは明白であったと思われる。
それよりも、鈴木明子選手の「ウエストサイド・ストーリー」の軽快な音楽の方が、ずっと、観客の反応も良く、場内を沸かせた。
浅田選手の音楽は、間違いなく選曲ミスでもあったと思われるのだ。
しかし、それだからといっても、23点差は、おかしい。
そして、加えておかしなことは、カナダ代表のジョアニー・ロシェット選手の銅メダルである。母親がバンクーバー入りした直後に急死というこれ以上ない悲劇に見舞われながらも健気に演技を続けている姿は、感動に余りあるものだが、フリーの演技では、明らかに精彩を欠き、あの演技ならば、長洲未来選手や安藤美姫選手の滑りの方が、ずっと素晴らしい内容だった。
ここにも、身内びいきの加点がなされていたのであろう。
まあ、いずれにしても、キム・ヨナ選手は、この金メダルを胸にオリンピックを去るであろうし、今後は女優かプロ・スケーターになって、これまで練習や衣装にかかった膨大な借金を返済することになるのだろう。
それに引き換え、日本人選手たちには、未来がある。
今から、四年後のソチ五輪が、楽しみになって来た。
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フィギュア・スケートあれこれ・・・・・411
2010年02月25日
~ 今 日 の 雑 感 ~
フィギュア・スケートあれこれ
ミーハー的興味本位でフィギュア・スケートを観ていると、ど~でもよい情報が、意外に面白かったりする。
たとえば、浅田選手とキム・ヨナ選手のスケート靴の違いとか・・・・。
浅田選手のスケートのエッジのトウの部分は、思い切り氷をとらえて力いっぱいジャンプが出来るように、ギザギザが荒く大きく作られていて、靴の足首部分は比較的やわらかに出来ているそうであるが、キム・ヨナ選手のスケート靴は、トウのギザギザが小さく細かく彫られていて、ジャンプの時には滑りやすいが、ステップなどには適しているというタイプのようである。そして、靴の足首部分は、まるで、プラスティックで固められているように硬く、ジャンプの時の力が逃げないような作りになっているそうである。
安藤美姫選手のスケート靴は、ちょうどこの中間のタイプで、どのような演技にもオールマイティーに対応できるタイプとなっているらしい。
選手たちは、幼い頃からスケート靴に慣れ親しんでいるために、靴を自分の足そのもののように認識出来ているようで、エッジの微妙な狂いも気になり、演技に支障が出るそうである。
また、コーチを務めている人たちの年収などを見てみても、たとえば、浅田選手のコーチであるタチアナ・タラソワさんなどのトップクラスになると、一年契約で数千万円、一回の振り付け料が数十万円と、いうことになるのが相場であるらしい。
タラソワコーチは、かつて、自身もペアのフィギュアスケーターであり、安藤選手のコーチであるニコライ・モロゾフ氏(長野五輪ベラルーシ代表・元アイスダンス選手)のコーチ職の師匠でもあった。ところが、このモロゾフコーチが、タラソワさんの元から独立し、かつてタラソワさんに師事していた荒川静香選手のコーチに就任すると、トリノ五輪で金メダルを取らせることに成功し、一気に名声を高めることになった訳である。
タラソワさんは、これまで、ペア、アイスダンス、男子フィギュアと、次々に金メダル選手を育成して来たのだが、唯一、女子フィギュアだけに、まだ、金メダル選手がいない。その最有力候補であった荒川選手を弟子であったモロゾフコーチに奪われてしまったことで、今回の、浅田選手に掛ける意気込みは、並々ならぬものがあると、いうことであった。
浅田選手と安藤選手の戦いは、タラソワ対モロゾフの師弟対決の代理戦争のようなものだと、解説する専門家もいるほどである。
選手たちが自らの実力の限界に挑むオリンピックの背後では、こんなコーチ同士の熾烈な因縁関係も絡んでいるのだと思うと、ますます、女子フィギュアが面白くなって来るような気がする。

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浅田真央VSキム・ヨナ・・・・・410
2010年02月24日
~ 今 日 の 雑 感 ~
浅田真央VSキム・ヨナ
今回のバンクーバー五輪から、フィギュア・スケートは、男子も女子も、正に異種格闘技の様相を呈して来た。
今日のショート・プログラム(SP)を観ていると、浅田真央選手の演技とキム・ヨナ選手の演技は、まったく別の五輪競技のようであった。

これは、昼のワイドショーでも語られていたことであるが、たとえば、同じ山の頂を目指す二人がいるとして、その登山ルートが全然違うということである。
さしずめ、キム・ヨナ選手は、何人もの登山家がアタックしたルートをそつなく登り、山頂を目指しているのだが、浅田選手は、その逆側の切り立った断崖絶壁をロック・クライミングして登るようなものだというのである。
キム・ヨナ選手のスケートは、やはり、完璧であり、トリプル・ルッツ―トリプル・トーループをまずは無難に成功させ、カナダ人コーチのブライアン・オーサー氏に師事しているだけのこともあって、地の利を得て、ショート・プログラムは、78.50という驚異的な高得点をたたき出した。
そして、浅田真央選手は、こちらも、トリプル・アクセル―ダブル・トーループを確実に決めて、73.78と二位につけた。
しかしながら、男子フィギュアのライサチェク選手とプルシェンコ選手の競い合いにも言えたことなのだが、これは、舞踊家対スポーツ選手の戦いというようなもので、果たしてジャッジがどちらの選手にルールを合わせて採点するかで順位が決まるという、極めてあいまいな競技となってしまっているような感さえあるのだ。
わたしのような素人の目には、キム・ヨナ選手の演技は、確かに素晴らしい芸術性があると思えるものの、身体にシナをつくり、色気を漂わせてクネクネと演技をすることが、果たしてスポーツといえるのだろうか?-----との、素朴な疑問がないわけではない。
「キム・ヨナと浅田真央のフィギュア・スケートは、はっきり言って、まったく競技種目が違うものだ。芸術フィギュアと、スポーツフィギュアとに分けて、試合をした方がいい」と、話す番組コメンテーターもいた。
この色気とか妖艶さというものは、天性の素質であり、顔立ちや体つきから生まれつき滲みでて来るものでさえある。キム・ヨナ選手の素顔は、未だあどけなさが残るが、化粧映えのする顔で、切れ長の東洋的な目が、流し眼の効果をより際立たせているが、それに比べ、同じ童顔でも、浅田選手の場合は、素顔が既に整っているために、化粧があまり意味をなさないという不利な点もある。
さらに、浅田選手のよいところは、天真爛漫な可愛らしさであるから、シナを作った真央ちゃんなど、むしろ不気味でさえあるのだ。
今回のジャッジは、天真爛漫で元気いっぱいの浅田選手よりも、妖艶で大人びたキム・ヨナ選手の方に軍配を上げた訳だが、どうも、最近の採点方法は、この情感あふれる表情や表現力の方により重きを置くようになっているようである。
これは、日本にとって、男子には有利だが、女子には極めて不利な傾向にも思えるのだ。なぜならば、日本人は、幼い時から人前で男らしさや女らしさを、ことさらにアピールすることを下品なことだとして成長する。
社交ダンスの国と盆踊りの国の違いが、ここにはっきりと表れてしまっているではないだろうか?
安藤美姫選手もこのショートでは、三回転―三回転が、回転不足に取られてしまった。しかし、まだ、四位には付けている。フリーでの逆転も夢ではない。
鈴木明子選手も、最初のコンビネーションジャンプを失敗したが、すぐに立て直して満場の拍手を浴びていた。SP十一位は、大健闘と言えよう。
また、日本人の両親を持ちながらも、今回アメリカ代表として出場している長洲未来選手は、途中、鼻血を出すというアクシデントにもめげず、シーズンベストの63.76を出した。
そして、専門家の中には、キム・ヨナ選手のピークは、正しく今なのだろうが、浅田選手は、これからも技術、芸術面において、かなりの伸びしろがあると、見る者も多い。
日本人選手たちがフィギュア・スケートの頂点に君臨する時代は、まだしばらくは続きそうだ。
そのプライドを胸に、ぜひとも、フリーでの巻き返しを果たしてもらいたい。

*** 写真は、安藤美姫選手 続きを読む
占いを信じますか?・・・・・409
2010年02月24日
~ 今 日 の 雑 感 ~
占いを信じますか?
わたしの二月の運勢は、「細かいことにイライラせず、マイペースで前進あるのみ」だそうです。
ラッキーアイテムは、「カブ」-----。カブって、あの野菜のカブですよね。カブのクリームシチューなんかもおいしそうですね。
それにしても、占いって、星座占い、血液型占い、干支占い、手相占い、タロット占い、トランプ占いなどなど、種類はいろいろありますが、たいていどれも、当たっているような、いないような、微妙なものですよね。
そして、こういう占いを信じたり、信じないにしても興味を持つのは、女性が多いのだそうです。わたしも、占いには興味のある方かもしれませんが、信じることといえば、自分にとってラッキーなことだけ。アンラッキーなことは、聞き流したり、読み流してしまうのが常です。
まあ、占いなんて、そんな信じ方で調度いいのだと思うのです。だって、星座や誕生日占いなど、同じ日に生まれた人が、全員同じ運勢なんて、どう考えても不自然ですし、ましてや、同じ月、同じ年などという広いくくり方でしたら、なおさら妙なことになってしまいます。
それでも、女性たちは、雑誌などの占いで自分の運勢を知るのが好きです。良いことが書いてあれば嬉しいし、悪いことが書いてあれば、気を付けようと思うからだとか-----。実に、そういうところは、前向きで、楽しんで占いを活用しているといえます。
ところが、これが男性となると、あまり、積極的にそういうものを読もうとはしないようです。まあ、中には、抵抗なく信じる人もいるのでしょうが、若い男性会社員たちにアンケート調査をしたところ、「占いは、読まないし信じない」という答えがかなり多かったということでした。
その理由は、「自分のことは自分が一番よく判っているので、他人にアドバイスされても意味がない」と、いうものだったそうです。
確かに、自分のことは自分が一番よく判っているものですが、彼らのそれは、「自分の非力が判っているので、努力など無駄だ」と、いうことが前提にある答えだということでした。要するに、女性たちとは逆に、極めて後ろ向きな諦めが、占い嫌いのベースにあるのだというのです。
もしも、占いを見てしまうと、よいことが書いてあっても、そのように頑張れるわけはなく、また、悪いことが書いてあれば、なおさら落ち込むことになる。それならば、最初から見る必要などない。
これが、男性たちの占いに対する消極的態度の本音なのでしょう。
ところが、女性たちは、反対に、良いことが書いてあればそうなるように努力し、悪いことが書いてあっても、そうならないように気を付ける。
あくまでも現実主義の男性と、夢追い人の女性。占い一つを取ってみても、面白い相違が見えてくるものです。
あなたは、占いを信じる方ですか?その答えが、すなわち、人生を如何に楽天的に過ごすことが出来るかの、目安にもなるように思います。

浅田真央とキム・ヨナのメイク・・・・・408
2010年02月23日
~ 今 日 の 雑 感 ~
浅田真央とキム・ヨナのメイク
昼のワイドショーで、女子フィギュア・スケートの浅田真央選手と韓国のキム・ヨナ選手の化粧の仕方の違いを取りあげていた。
浅田選手のお化粧は、アイラインを太く描くことで、目じりを下がり気味に見せているが、キム・ヨナ選手は、同じくアイラインをきっちりと描きながらも、目じりを上がり気味に描いているため、可愛らしくも、したたかなボンド・ガールのイメージがより強くなっているということである。
また、浅田選手は、チークを頬の上の方へ入れて、アジア的な表情を作っているのに比べ、キム・ヨナ選手は、チークを頬の下へ入れ、頬骨を高く見せることで、西洋的な顔を作っているということであった。
そして、何より違いが際立つのは、口紅の色である。
浅田選手は、コスチュームの赤に合わせて、真っ赤な口紅を使っているが、キム・ヨナ選手は、ピンク系のやわらかな色使いで、より、目元を強調するような効果を狙っているということであった。
それにしても、驚いたのが、フィギュアの選手は、このメイクをプロのメイクアップ・アーティストなどに頼むのではなく、皆、自分で描いているということである。
解説者によれば、どうやらメイク対決の軍配は、キム・ヨナ選手に上がったようである。
確かに、浅田選手のメイクには、多くの人が疑問を投げかけている。口紅が赤過ぎる。ファンデーションが白すぎる。
だが、わたしから言わせれば、いずれにしてもこれはステージメイクである。銀盤に映えてこそ意味がある。少々くどすぎるくらいでちょうどいいのではないだろうか。
皆さんは、どのように思われますか?


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ビルが好き・・・・・407
2010年02月23日
~ 今 日 の 雑 感 ~
ビルが好き
まあ、ど~でもいい話なんですが・・・・。
(毎度のことか・・・・)(^_^;)
「東京タワー」は、上京物語には欠くべからざる名わき役だと言われる。
確かに、初めて東京へ行ったら、まず見たいのが「東京タワー」だろう。もうすぐ、「新東京タワー」も完成するという。
わたしも、中学生の時の修学旅行では、「東京タワー」へ上った記憶がある。しかし、何故か、その後は、一度も行ったことがない。もちろん、東京で過ごしたこともあるが、それでも、「東京タワー」へは行かなかった。
あまりに観光の定番過ぎて、魅力を感じなかったのかもしれないが、とにかく、興味がなかった。
しかし、その代わりなのだろうか?何故か、高層ビル群にはことさらに魅力を覚えた。
あの無機質な直線美が、何とも言えず好きだったのである。人の姿が見えない、物質ばかりの空間に身を置いていると、とても落ち着けたし、また、その反対にワクワクした気分になったものである。
そんなビル群が、都会のどんよりと鈍く赤い夕陽に浮き上がる光と影の構図は、思わず写真に収めたくなるほどの美しさがあった。
そんなわたしの嗜好を知っていた友人は、わたしの誕生日に、そんな高層ビル群を展望できる場所での食事会を計画してくれたほどである。
だから、今でも、わたしは、「東京タワー」よりも、「ビル」の方に魅力を感じるのである。
*** 写真は、昨年の撮影で気に入っているビルの外観 続きを読む
携帯が脳腫瘍の原因?・・・・・406
2010年02月22日
~ 今 日 の 雑 感 ~
携帯が脳腫瘍の原因?
昨今、携帯電話の基地局の近くに住む子供たちに、気分が悪くなるとか、白血病の確率が高まるというような報告が、一部でなされており、長野県内でも、小学生の子供を持つ母親たちが、学校周辺にある基地局の撤去を求めているというニュースがありました。
これは、以前、電力供給のための高圧線が通っている周辺の子供たちに白血病の発症率が高いという報道があったこととも、似ています。
携帯電話の基地局からは、かなり強い電磁波が発生していることもあり、成長期の子供の身体にとって、悪影響を及ぼす確率が高いと考えられるという、研究報告もあるといいます。
少しでも、そういう影響が考えられるのであれば、やはり、基地局の移転を検討するのは当然のことだと、母親たちが行動を起こすのももっともなことです。
そして、今度は、携帯電話そのものが、子供の身体に悪い影響を及ぼす可能性があるか否かを調べるということで、東京女子医大の研究グループが、全国調査に取り組んでいるそうです。
グループの公衆衛生学が専門の佐藤康仁(さとうやすと)助教によると、携帯電話は頭に近付けて使用するために、脳腫瘍の発生が増えるなどの健康面に対する影響が考えられるということで、大人を対象とした国内外の研究ではリスクがあるという結果と、ないという結果の両方が出ているとのことです。
しかしながら、子供が対象の研究はほとんど実施されておらず、世界保健機関(WHO)は、この研究を各国に要請。これを受けて、佐藤助教たちのグループが、調査を始めたのです。
「子供は、頭蓋骨が小さくて薄く、小さな頃から携帯電話を使うことで、電磁波にさらされる量も多くなる。状況に違いがあり、大人の研究結果を子供に当てはめることは無理がある」
佐藤助教は、こう解説しています。
そのため、調査項目は、携帯電話を使い始めた時期、一日の通話時間や回数、左右の耳での使い分け状態、耳に近付けずに通話できる装置の利用の有無、電子メールの使用状況などについてで、小学四年生から六年生を対象に、データを集めているということです。
さらに、四ヵ月ごとの追跡調査も行い、脳腫瘍や白血病などの病気での入院がないか、交通事故やその他の事故に遭っていないかなども把握したいということでした。
世の中の文明の利器は、日々進化して、昔の子供では考えられない脅威にさらされる現代の子供たち。便利さの陰に潜むリスクの正体にも、気を配らねばならないという、厄介な時代になったものだと思います。

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粋(いき)なブログ・・・・・405
2010年02月21日
~ 今 日 の 雑 感 ~
粋(いき)なブログ
江戸っ子が使う『粋』ってェ言葉には、スマートとか、クールとか、あかぬけているとか、格好がいいとか、遊び方がうまいとか、まあ、いろいろな感性が当てはまると思うんですが、最も、その意味を理解しやすい言い方が、
「一生懸命やらない」
ということのようですね。
江戸っ子は、とかく、必死に何かをしたり、報酬をもらうために仕事をすることを、
「野暮天の生き方」
と、思っていたようです。
「一年を、二十日で暮らす、いい男」
これは、相撲取りのことを指す訳ですが、江戸時代の力士は、たった、二十日間だけの本場所に好成績を納めれば、お抱え大名のお声もめでたく、悠然と暮らして行かれたと、いうことのようです。
つまり、『粋』という言葉の中には、生活には何の役にも立たないようなことを、涼しい顔で平然とやっている人を称賛する意味があるんですね。
つまり、「退屈」や、時間をもてあましていることが、即ち、格好いいことだったようなのです。
意味もなく、日がな一日釣り糸を垂れているご浪人、句会の席で、一銭にもならない凡句をひねっている大店の御隠居、花柳界の左づま(芸者)を相手に小唄を披露している商家の若旦那---たぶん、『粋』な御仁たちだったのでしょうね。
そう考えると、ブログなんてェ代物も、案外、『粋』なものかもしれません。
毎日、生真面目に更新した所で、誰かから『おあし(金銭のこと)』をもらうわけでもなし。要するに、遊び人の退屈しのぎのようなものです。
では、『粋なブログ』を書くには、どうしたら良いのか?
それは一言、一生懸命書くのをやめることですね。要は、アクセスカウントなど気にせずに、好きな時間に好きなことを、ちゃらんぽらんに書くことが、最も『粋』だということになるのではないでしょう。
そう考えると、このブログなどは、さしずめ、野暮丸出しのブログってェことになるようです。(爆)

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タグ :鈴木明子選手
カーリングって、面白い!・・・・・404
2010年02月21日
~ 今 日 の 雑 感 ~
カーリングって、面白い!
バンクーバーオリンピックで連日熱戦の「カーリング」-----意外に面白い競技ですよね。
簡単そうに見えて、なかなか、難しいそうです。
まず、氷の上に立ち、ストーンを思い通りに投げることも、素人には至難の業だとか・・・・。それを、相手のストーンをはじき出したり、ストーンとストーンの間を縫うようにして、約40メートル先にあるハウス内(円)へ入れたり、とにかく、微妙な感覚が勝敗を分ける神経戦が展開します。

ゲームは、1チーム四人で行ない、先行、後攻を、コイントスで決めて、10エンドを戦います。ストーンは、リード、セカンド、サード。スキップ(主将)の順番で、一人2投を投げるのですが、これを交互に1投ずつ投げて味方のストーンをより円の中心に近い所へ置くことが出来れば、勝ちというルールです。
この競技の楽しみの一つに、選手たちの声が、マイクを通じて、テレビを見ているお茶の間にも伝わって来るということです。
「これ・・・・。微妙だよね~」
「どうしても2点は入れさせたくないからさ・・・・」
なんだか、観ているこちらまで、チーム青森の選手たちの仲間に入っているような気分にさせられます。
また、選手たちは、ストーンの勢いを数字で表現するそうで、これは、ハウスの中の位置の何処にストーンを持って行くかという意味だということです。
ハウスの一番中心は、『7 』で、ストーンを投じる時の足のかけ場所のHack(ハック)側から見て、『10、9、8、7、6、5、4』と、ハウスの中は区切られているそうです。
そして、あの、選手たちが発する独特の掛け声も、カーリングの面白いところではないでしょうか?
イエス
Yes ! 「(ブラシで)ゴシゴシして!」という指示
ウォー
wo ! 「ゴシゴシをやめて!」という指示 ノー、オフ、アップとも言う
ハード
hard ! 「もっと強く!ゴシゴシして!」という指示
ハリー
hurry ! 「もっと速く!一生懸命ゴシゴシして!」という指示
クリーン
clean ! クモの巣などをとるため「軽ーくシャカシャカ掃いて!」という指示
だそうです。
チーム青森の選手たちは、どちらというと比較的可愛い声で叫んでいますが、外国チームの女子選手たちは、正に、咆哮。どう聞いても、「ウオ~~~ッ!!」「ガオ~~~ッ!!」としか聞こえません。
まあ、それだけ、必死だということなのでしょうが、これを観ていた我が母親は、
「あんなに大きな声で叫んだって、ストーンはソロソロとしか走っていないんだから、力入れるだけ無駄じゃないの?」
と、眉をひそめていました。
で、因みに、「カーリング」の言葉の由来は、投げたストーンが、クルクルと、カールしながら滑って行くからだそうです。

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江戸時代の医師・・・・・403
2010年02月20日
~ 今 日 の 雑 感 ~
江戸時代の医師
皆さんは、江戸時代の医師は、どのように医師になることが出来たのかご存知ですか?
今は、難関の医学部へ入り、国家試験を通り、研修医となって一人前の医師になるというコースが当たり前ですが、江戸時代には、医師法もなければ、医師免許などという面倒な許可はありませんでした。

どうして、そんな無法状態が長く続いたのかといえば、別段、そういう開業医を放っておいても、さしたる実害がなかったというのが事実のようです。
第一に、医学の知識のない者がいつまでも医師を続けていることなど出来ませんでしたし、患者もバカではありませんから、「〇〇先生は、ヤブ医者だ」と、悪い評判が経てば、必然的に患者は減り、医者をやめざるを得なくなるからなのです。
第二に、その時代はまだ、医療の効果そのものがはっきりと決められなかったこともあり、猛威をふるう伝染病などは、どんな医者が対処しても、患者を救うことなど出来なかったからなのです。要は、名医だろうとヤブだろうと、大差なかったということなのです。
では、医師になるには、どのようにしていたのかといえば、医者になりたい人間は、医者に弟子入りし、医師の証として頭を剃り、(江戸時代の医者は、僧侶のように頭を丸めるのが普通で、よくテレビドラマに登場する頭髪を頭の後ろで小さく髷に結っているのは、古方家『こほうか』という流儀の医者に限ったものであった)患者の扱い方や、薬の種類、漢方医の理論などを見よう見まねで覚えれば、開業しても何とかやっていけたのです。
漢方薬などは、何回か使ううちに効能なども次第に勉強できてくるので、経験を積むうちに、皆、そこそこの腕になって行ったのだそうです。
「学医は匙(さじ)が回らぬ」-----と、いう言葉もあるように、医者は、とにかく経験第一ですから、大勢の患者を診ている医者が名医と呼ばれて行くのは、当然のことで、診察の実践もないのに、理論の勉強ばかりしているような医師は、有効な治療も出来ないと、江戸の人々は、よく知っていたということでしょう。
しかし、これは、何も江戸時代に限ったことではないと思うのです。やはり、現代医学においても、経験にかなう治療法はないのではないかと考えます。
では、どうしてもっと早く、西洋医学に切り替えなかったのかと思われますが、十九世紀末頃までは、ヨーロッパの西洋医学も日本の漢方医学も、それほど実際の治療効果は大差なかったのだそうです。
たとえば、1823年(文政六年)に来日し、六年間を日本で過ごしたかの有名なドイツ人医師・フォン・シーボルト先生にしても、確かに解剖学に関しての知識は、日本の医師の及ぶところではなかったと思いますが、では、この当時28歳の青年医師に、盲腸の手術が出来たかといえば、それは、まったく無理であったと思われるのです。
つまり、その時代、まだ麻酔の技術が開発されている訳ではありませんから、人体の臓器構造の知識がいくらあったとしても、シーボルトには、何もできなかったという訳なのです。
そして、1846年にエーテル麻酔がアメリカで本格的に行なわれるようになってから、ようやく、簡単な手術が可能になったのです。
では、麻酔が開発されたから、どんどん手術が成功して行ったかといえば、決してそうではありませんでした。ヨーロッパの医師たちは、汚れたままの器具や手を使っての手術で、ばい菌が身体中に入り込み、化膿や炎症がもとで死亡した患者は、大勢いたのです。
むしろ、その頃には、漢方医学の経験のある日本の医師たちの方が、殺菌や滅菌に対する知識があったため、外科医の技量は、日本の医師の方が上だったとも言われているのです。
しかし、明治の帝国議会は、明治二十八年十二月二十八日、ヨーロッパ医学の技術に目がくらんでいた政治家たちによって、漢方医師の免許制度を、あっさり否決してしまったのでした。
では、本日の講義は、このへんで------。(ー_ー)!!
キン、コン、カン、コン・・・・
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フィギュアのジャッジって?・・・・・402
2010年02月20日
~ 今 日 の 雑 感 ~
フィギュアのジャッジって?
フィギュア・スケートのジャッジって、正直、よく判りませんね~。

まあ、難しい採点方法など、最初から覚えようなどという気はないのですが、それにしても、これほど点数の高低が判りにくい競技というのも珍しいと思います。

ジャンプ一つとっても、ルッツ、ループ、サルコ、トーループ、フリップ、アクセルなど、とにかく多彩で、しかも選手たちは一瞬にしてこのジャンプを跳ぶ訳ですから、素人の目には、ほとんど何が何だか判らないのが普通です。
だから、そんなものは、アナウンサーや解説者が説明するのを単にうのみにして聞いていればいい訳で・・・・。
それでも、一応、見分ける方法としては、
ルッツ-----右足のトウで氷を蹴り左足で跳ぶ。踏切り
はアウトエッジ。
ループ-----トウをつかずに右足で踏み切る。
サルコ-----小さく円を描きながら、トウをつかずに左
足で踏み切る
トーループ-----左足でトウをつき、右足踏切り。セカン
ドジャンプに良く使われる。
フリップ-----ルッツに似ているが、ルッツのアウトエッ
ジに対して、インエッジで踏み切る。
アクセル-----前向きで踏み切る。
と、いうようなことらしいのですが、どっちにしても、たぶん、演技中は判らないと思いますので、無視して行きます。
しかしながら、こういうことが判っても、採点方法が判っても、判らないのが、審判たちの心の内です。
フィギュアは、他の競技と違って、一発勝負ということはほとんどないように思います。つまり、一年、二年とかけて審判に自分の実力をアピールしながら、その信頼度を高めて行くという、極めてユニークな性質を持っているスポーツのようなのです。
そのため、上位に食い込んで来る選手たちは、よほどの失敗がない限り、上位にランクされ続けますし、ジュニアから上がって来たばかりの選手で、いきなり素晴らしい活躍を見せても、あまり点数が伸びないということも良くあります。
今回のオリンピックでも、ロシアのエフゲニ―・プルシェンコ選手がどれほど見事な四回転ジャンプを成功させても、三年のブランクが、やはり、尾を引いていたと思うのです。
ジャッジは、プルシェンコ選手の四回転―三回転よりも、アメリカのエバン・ライサチェク選手の冒頭の三回転ルッツ―三回転トーループを評価し、また、演技から演技へのつながりの美しさや、ステップの正確さ、巧みさに軍配を上げたという訳です。
あるフィギュア関係者は、こうしたあやふやな採点方法を皮肉って、「ロビー活動のうまい国ほど、得点を伸ばすものだ」と、言ったそうですし、フィギュアは、あくまでスポーツなのだから、芸術性を重んじ過ぎるのは問題があると、考える専門家もいると聞きます。
プルシェンコ選手も、この採点方法には納得できないところもあるようで、正直、わたしも、少しばかり首をひねりました。確かに、プルシェンコ選手のジャンプは乱雑なところもありましたが、一度も転倒はなかった訳です。
となれば、もはや、男子シングルにとって、四回転は価値がないのか?
四回転を回避しても、金メダルが取れるという前例を作ってしまった今回のフィギュアの男子シングル。今後は、ますます芸術面や表現力に重きが置かれるとなれば、案外、日本勢には有利な方向へ傾くのではないかという期待もあります。 続きを読む
高橋大輔、銅メダル・・・・・401
2010年02月19日
~ 今 日 の 雑 感 ~


男子シングル・フィギュア・スケートの高橋大輔選手(23・関大大学院・岡山出身)、ついに、メダルに手が届きましたね。

自身、膝の大ケガから復活しての銅メダルです。素晴らしい演技だったと思います。
しかも、失敗ジャンプにはなりましたが、四回転を回避せずに果敢に挑戦してきました。

金メダルに輝いたアメリカのエバン・ライサチェク選手(24)が、ジャンプもステップもまったく完璧な内容で演技を終了した時点で、おそらく、高橋選手は四回転を入れてくるとは思いましたが、しかし、本人の中では、ライサチェク選手の出来不出来にかかわらず、四回転を跳ぼうという意欲はあったのではないかと想像します。
「四回転無くして、男子フィギュアとは言えない」
そう、豪語したロシアのエフゲニ―・プルシェンコ選手(27)の言葉を聞けば、男として四回転に挑まないのは、やはり逃げと取られても仕方がないという、プライドもあったかもしれません。
「男子フィギュアは、銀盤の格闘技だ」と、称した人もいるほどに、選手たちの気迫は、もの凄いものがありました。
あのプルシェンコ選手でさえ、フリーの演技中は、もはや、死闘の様相を隠しませんでしたし、銀メダルと決まった瞬間も、特別落胆の色は見えませんでした。彼にしても、やるだけのことはやったという、達成感があったものと思います。
そんな中で、八位と入賞を果たした小塚崇彦選手(20・トヨタ自動車)の演技は、見ごたえがありました。勇気を持って挑戦した四回転は、見事に決まり、トリプル・アクセルには苦戦したものの、そのほかの演技は、力強く、流れもあり、観客のスタンディング・オーベーションが起きるのも頷けました。
ただ、織田信成選手(22・関大)にとっては、このオリンピックは正に、不運としか言いようがありません。まさか、演技途中で靴ひもが切れるなど、(最初から切れていたと、本人は語っているそうですが)誰が想像したでしょうか?しかも、このオリンピックの大舞台で-----。わたしの父などは、「誰かが嫌がらせに、ひもに細工をしたんじゃないか?」などと、勘ぐるようなアクシデントでした。
しかし、彼は、冷静に審判にそれを申し出て、三分間の演技中断時間をもらい、再びリンクに復帰して、最後まできっちりと滑り切りました。
でも、わたしは、これを観ていて思いました。織田選手は、これが初めてのオリンピック出場です。高橋大輔選手も、二度目のオリンピックでメダルを手にした訳です。織田選手も、このアクシデントが、むしろ、四年後の大会に向けて、彼の存在を印象付けるためには、絶好の機会だったのではないかと-----。
織田選手のニコライ・モロゾフ・コーチは、このオリンピックの前から、次のソチ大会(ロシア)が本当のノブナリの舞台だと、考えているようですし、わたしたちフィギュア・ファンとしては、また、楽しみが増えたというものです。
それにしても、プルシェンコ選手は、本当に最後まで、男子フィギュアを盛りたててくれましたね。
表彰式の時も、表彰台上の三位の高橋選手に握手を求めたあと、二位の台に上る際、わざと一位の台の上を飛び越えて、「本当は、ここがよかったんだけれどね」と、いうようなパフォーマンスを茶目っ気たっぷりに見せておどけていた仕草は、やはり、男子フィギュア界の第一人者の貫録だと思いました。
(わたし個人的には、アメリカのジョニー・ウィアー選手、美しかったです。

高橋選手、織田選手、小塚選手、本当に、お疲れさまでした!
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エノキ料理に一言・・・・・400
2010年02月18日
~ 今 日 の 雑 感 ~
エノキ料理に一言
つい先日、新聞を読んでいたら、手作り健康食品の見出しで、エノキダケを使った健康食品が紹介されていた。
食物繊維も豊富なエノキダケを毎日食べたいが、調理方法が限られてしまうとか、一度にたくさんは食べられないなどの消費者の要望を吸い上げたJA中野市と、エノキダケ部会が、毎日手軽にエノキダケを摂取できるように考えたレシピを紹介した記事であった。
確かに、エノキダケは、天ぷらや、ざく切りにしてみそ汁に入れるなどの調理方法ぐらいしか思い浮かばないのだが、ここでは、エノキをざく切りにして、ビタミンD2 を増やすために日光に当てたのち少量の水と一緒にミキサーにかけ、ペースト状になった物を鍋に入れ、きっちり60分間ふきこぼれたり焦げたりしないように注意して煮詰め、あら熱を取ったら、製氷皿にそそいで冷凍庫で凍らせる。
凍ったら、ジッパー付きの袋に入れて冷凍庫で保存しておけば、一日三個の目安でみそ汁やカレーなどの調理時に使用すると、簡単にキノコの成分を摂取することが出来るということである。
特に、製氷するということで、よりキノコの成分であるキノコキトサンなどのエキスも増加する言うことも判っているそうである。
また、中野市では既に100人以上がこの調理法を実践して、成果も上がっているという報告であった。
わたしも、このように手軽に健康食品が家庭でも作れると思うと、嬉しい限りだが、ただ、やはり問題はある。つまり、この調理をやるのは、ほとんどが一家の主婦だといういことである。
一般家庭には、業務用ほどの大冷凍庫がある訳ではないし、作るとなっても、一度に何十日分も作れるわけではない。ミキサーのない家庭もあるだろうし、あったとしても、ミキサーをかけたあとの始末にまた手間がかかる。
そして、一時間もの間、鍋の前にいて焦げ付きを見張っていなければならないという時間も、実にもったいないし、効率が悪い。商店などの商売をしている家の主婦は、店と家庭内の両方へ気を配らねばならないため、台所仕事だけに専念することなど出来ないと、いう声もあるのも事実である。
とにかく、仕事、子育て、介護に日々追われている主婦の立場にしてみれば、いくら家庭で手軽に作れるといっても、限界があることも忘れてもらいたくないのである。
それよりも、JA中野市が、こうしたエノキダケエキスたっぷりの製品が手軽に料理に使用できる粉末状の食品を製造し、安価で販売してくれた方が、よほど助かるのではないかと考える。
ぜひとも、一考をお願いしたいものである。
ところで、わたしも、エノキダケ料理には、いつも知恵を絞っているのだが、我が家で食べているエノキダケ料理を少し紹介しておこうと思う。
1) エノキダケをざく切りにして器へ入れ、少量の水を注いだら、水分が飛び出さない程度に空気抜きの隙間を作るようにラップをして電子レンジでチン。パスタ用のタラコソースを混ぜて食べる。
2) 長いままのエノキダケをアルミホイルにのせ、マーガリンに醤油少々を振りかけて、オーブンでホイルの包み焼きにする。食器を汚さないズクなし料理。
3) エノキダケをざく切りにして、1)の要領で電子レンジでチン。それを、とき卵に混ぜ、砂糖、醤油を入れてかきまぜたらサラダ油にバター(マーガリンでも可)を少し加えた油で卵焼きに。
4) ゆでたスパゲティをフライパンへ入れ、ざく切りエノキダケを混ぜながらサラダ油で炒め、ガーリックパウダー、塩、顆粒こぶ茶(なくても可)、風味づけの醤油で味を調え、最後に新鮮なオリーブ油をさっと絡めて、皿に盛りつける。
よろしかったら、お試しあれ!

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